札幌のプロフェッサー簗取健一です。最近ブリーチに添加するタイプのプレックス剤を入手しましたので、うちで定番のリケラリノベーター混ぜとプレックス剤の触感と色落ち負荷実験して比較してみました。

 

ブリーチに説明書通りプレックス剤を5%添加したものと、ブリーチにリケラリノベーター5%添加したものをそれぞれ用意します。

ブリーチ後水洗し過硫酸除去してシャンプーし、2レベルのブルーブラックを塗布し10分置きます…

 

洗剤で洗い、しかもキューティクル剥離するくらいガシガシ揉みこすり洗いという多大なる負荷をかけます。えーん

そのあと、ウェットのままでさらにアイロン200℃でじゅーっと蒸発させ、さらに負荷をかけます。ガーン

 

上がリケラリノベーターですが、さすがに2レベルで一度ブルーブラックまで黒くなりましたが、洗剤揉みこすり洗いと濡れたまま200℃アイロン蒸発で、だいぶ暗灰色まで抜けました。

下のプレックス剤のほうも、明灰色まで抜けましたね。色持ちはリケラリノベーターのほうが良いようです。触診では、引っ張り強度はプレックス系の方が有りましたので強度はプレックス剤の方が残っていますが、かなりCMC脂質のうち特にコレステロールが飛んでしまったガサガサな手触り。

一方、リケラリノベーターは引っ張り強度は少し劣るものの、色持ちと質感はまだしっとり残っていたので、CMC脂質のセラミド、コレステロールはまだ残っています。
リケラリノベーターのブリーチ添加は10%までならほぼ脱染力に差がないので、今回はリケラリノベーター5%添加でしたが、10%添加ならもっと引張強度残ると思うので、うちの店では、プレックス剤は見送り、継続してリケラリノベーター採用となりました。ニコニコ

そして、そのあと今度はブリーチオンカラー実験。今回は最近濁りのあるスモーキーな発色のカラーが多い中、今回はクリアな発色が特徴のエフ社のアルカリカラー色だし実験!同じような特徴のディー社の高彩度カラーもすごくいい商品ですが、こちらもなかなかいいですね!どちらも採用!てへぺろ

しかし、色持ちに一番大事なのは後処理です!ヘマヘマ定着!キトキトバッファー!シブミンEX消臭! とても大事です!グッド!