先送りにしてるネタが多々あるのに、久々の更新は全然関係のない話です……。
 ブログのタイトルが微妙に変わってますが、気にしないでください(汗) このせいです。 そのうち戻します。


 なんか最近、キーボードのタイピングが下手になった気がしていたのです。タイプミスも多いし、スピードも出てない気がするし。
 気のせいなのかどうなのか……?
 そんな疑問を抱いていたある日、ぶらりと立ち寄ったゲーセンでちょっと懐かしいものを見かけました。「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド(THE TYPING OF THE DEAD)」です。以下、TODと略します。テイルズの方じゃないですよ(汗)

 知らない人のために簡単に書いておくと、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド(THE HOUSE OF THE DEAD」というタイトルの、ゾンビを相手に銃で戦うガンシューティングゲーム(備え付けの銃をゲーム画面に向かって撃つあれ……と書けば、たぶん似たようなものを見たことがあると思います)があるのです。
 それの第二作を元に作られた、銃ではなく、キーボードで文字を入力することでゾンビを倒すというタイピングゲームが、TODなのです。ちなみに、イベントシーンでは、主人公たちは背中にドリームキャストを背負い、お腹のあたりでキーボードを固定しているなど、バカバカしいセンスがあちこちに溢れています。
 もう七年以上前のゲームなのですが、今でもたまーに、ひっそりと置かれているゲーセンがあったりします。そういや当時は、タイピングゲームが大流行だったなぁ……北斗の拳とか……。

 このTOD、当時ちまたに溢れていたタイピングゲームの中でも秀逸のできばえでした。グラフィックがどうこうとか、動作が安定しているとか、音の迫力とか、そういう普通のゲームとして評価されるような部分は、元々が名作の誉れ高い「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2」を流用しているのだから当然です。あえてタイピングゲームと書いたのには理由があります。
 ローマ字入力・カナ入力の両方に対応しているのは当然の事として、一般的な日本語入力システムにおいて用いられるローマ字表記であれば、どんなパターンで入力しても構わないのです。

例文
「武装錬金はぁ蝶面白いと思いますよぉ?」

分かりやすいように(?)ひらがな化&スペース挿入してみます。。
「ぶそうれんきんはぁ ちょうおもしろいと おもいますよぉ?」

ちなみにこれを僕が入力するとこうなります
「busourenkinnhaxa tyouomosiroito omoimasuyolo?」

 クセなんでしょうが、「ん」を入力する際に、僕は「n」を重ねるときと重ねない時があります。このゲーム、これがどちらでも認識してくれます。
 また、「ぁ」や「ぉ」といった小さいかな文字も、「xa」「lo」といった具合にばらけてますが、これも認識してくれます。
 他にも「ちょう」を「chou」「tixyou」「tyou」のいずれでも受け付けてくれるはずですし、例文には含まれてませんが「じゃ」も「ja」「zya」「jixya」「zixya」、「し」も「shi」「si」どちらでも受け付けてくれるはずです。
 実際のゲーム画面上では、問題文に対するローマ字表記が出てきますが、その表記に従う必要はないのです。多くのタイピングゲーム(というか練習ソフト)では、ここまで柔軟に対応してなかったと思います。


 さて久々のTOD。一人プレイなんて滅多にやらなかったのですが、さてどこまで行けるかな……?
 まずステージ1は余裕。多少のタイプミスや、久々のプレイで反射神経が鈍っている部分があるけれども、特に大きなミスはなくクリア。
 スコアは、ここ100人で30位前後。まぁ、今時これをプレイしているのはよほどの好き者だと思うので、その中でこの数字なら上出来か。
 そしてステージ2。ボスまでたどり着くことなくゲームオーバー(ボスまであと二歩といったところか)。あれ?
 ゲームオーバー時に表示される「セガタイピング検定(だったっけ?)」では一級との表示。これはたぶん最高位。
 ふむぅ……。昔は一人でもステージ3までは行けた気がするんですが……(僕の打鍵速度だと、ステージ2の後半くらいからは、敵を倒す順序も考えないといけなくなってくるため、敵が出現した順に入力していると、後から出てきた敵が攻撃してきてダメージを喰らうパターンが多い)。


 やっぱFF11のせいかなー。とか思いました(PC版はよく知らないのでPS2版に限っての話として読んでください)。
 元のタイピングが遅い人にとってはFF11なんかでキーボードで文字を入力することで、タイピング速度は上がっていくと思うのです。
 ただ、タイピングが元々早い人には逆効果だと思うのです。手前味噌な発言になりますが、FF11のプレイ中、キーバッファが足りないせいで、(結果的に)誤入力になってしまうため、わざと打鍵速度を落としているケースが多いのです。で、頭(というか指?)にそれが染みついてしまっている感じがします。

 キーバッファとか、何を書いているのか意味不明かもしれないので、例を出して書いてみます。
「うんわかった。それじゃ準備してくるから、先に現地行っててくれる?」
 この程度の文章なら、変換一発でも問題はないと思います。PS2のFFに搭載されているATOKは、ATOKの割にあまり変換精度がよくないのですが、それでも乱れてせいぜい以下の程度だと思います。
「うん分かった。それじゃ準備して来るから、先に現地言っててくれる?」
 誤字とは呼べない部分もありますし、この程度の誤字なら意味も通じるでしょう。ので、僕は一気にキーを叩きます。
「unnwakatta.sorejajunbisitekurukara,sakinigentiittetekureru?」
 画面の表示は僕の入力速度に追いつきません。これはとくにタイピングの早い人でなくても、経験があるかもしれません。普段PCで文字を入力している際に、バックで何かしらのアプリケーションが動作している等の理由で、キーを打ってるのに入力文字が表示されない(もしくは途中で止まる)状態になり、しばらくしてから一気に表示される……こんなケース、経験ないでしょうか?FF上の話だと、ビシージなんかの重い場所で、CTRL+Pを押しているのに、会話入力モードにならなかったり、文章を打ってる最中に重くなってそれ以降の文字が表示されず、後からまとめて表示されたりされなかったりした経験、ありませんか?
 この時、画面上に表示はされていなくても、叩いたキーボードの情報はきちんと送られています。だから、あとでまとめて表示されるのです。この、叩いたキーボードの情報を格納してあるのがキーバッファです。「かきくけこ」と入力しようとして「kakikuko(BS)(BS)keko」といったように、バックスペースキーやエンターキーなどの情報も格納されます。
 また手前味噌で恐縮ですが、キーボードを見ずにタイピングすることだけがブラインドタッチというわけではないと思ってます。画面を見ずに何らかの原稿を文字入力しているときなど、特に画面を見なくてもある程度はタイピングミスに気づけるものでして、打ち直しも含めてタイピング出来てこそ、初めて「ブラインドタッチが出来る」と言えるんじゃないかなぁ、とか思ってます。

 脱線しました……。さてFF11(くどいようですがPS2版の話)。入力したキーが、キーバッファに入り漏れる事がよくあるのです。画面描画が重いときは特に顕著なのですが、それほど重くないところでも、あまり打鍵が速すぎるとキーバッファに入り漏れた分が未入力となり、結果として入力ミス扱いになってしまいます。さっきの例だと
「うんわかっt.sれじゃ準備してくa,先に現地行ってくrる?」
 といった具合です。タイピングでミスはなくとも、です。
 なんとなくの経験で言えば、描画が重いところ以外にも、マクロの動作時や、文節の切れ目(おそらくは変換候補を探している)なんかで多々発生するようです。
 バッファに入りきらない(オーバーフロー)状態なら、ある入力点以降は、画面に文字が表示される(=バッファからデータがはき出される)まで全ての入力が無効になると思うので、単にバッファ処理の優先度が低いだけかもしれません。

 仕方ないので、画面上の表示をある程度確認しながら文章を入力せざるを得ません。当然、タイピング速度は落ちます。自分の出せる最大打鍵速度を使わずにいたら……そりゃ腕もなまるわなぁ。運動不足で、十代の頃のような体力がないわーって思うような、そんな気分です。

 ちょっとリハビリも兼ねて、タイピングに力入れてみないといかんなぁ、と思う今日この頃でした。
 本文が長いのはそのせいです(とか言い訳してみる)。