「毎晩のお楽しみは、我が子が眠った後で夫と密かに楽しむ映画と音楽」

 

こう書くと一見聞こえはいいけど、彼とは嗜好がまるで違うから、その擦り合わせにはお互いに気を遣ってる。うん? 待って、嘘だわ。私が80%くらいかな、いや、完全に譲歩してる。…まあ、彼と出逢わなければ聴くこともなかった音楽が数多あることを思えば、この結婚のおかげで私の狭量な世界がすこぶる幅を広げたことは確かかもね

 

今夜も未知の旅へ誘われて陶酔するか悪酔いするかって気もそぞろでいたのに、あえなく夫は我が子と共に眠ってしまったので、折角なら視覚も聴覚も楽しめる「素敵なダンスのあるミュージックビデオ」でも観ることにします。

 

 

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伝説的人気を誇ったグループ「ガールズ・アラウド」の元メンバーとして有名なシェリル。彼女のことはソロ活動のデビュー当時から好きだったので、"Fight For This Love"と相当迷った。結局は、その美貌を余すところなく堪能できるこちらを観たくて

 

同じく「ガールズ・アラウド」でシェリルと肩を並べていたキンバリー・ウォルシュは自ら楽曲も手掛ける多彩な人。「天は二物を与えず」って言葉は、何も持たない私のような凡人を慰めるための嘘なんだと、つくづく実感させられるよ。もっとも、端から信じてないけど

 

初めてYou Tubeで聴いたけど、いわゆる放送禁止用語に対する配慮でリップシンクになっちゃってるとこ多過ぎでしょ…。元水球選手にして元銀行員の下手くそダンス、最高に愛おし過ぎる! 来日時にジャーク・チキンつくらされてたのも可愛かったな…

 

こんなに美しい女性たちを一度に拝めるなんて最高だな。しかも、それぞれに個性が際立っていることが素晴らしいよ。これを挿入歌として採用していた『聖トリニアンズ女学院』もよく観ては繰り返し溜め息を吐かされていたっけ。まだ主人公たちと同年代だった頃の話

 

"世界の歌姫"と謳われて久しいマドンナには数々の代表曲があるんだろうけど、私にとっては彼女といえばこの曲と「アメリカン・パイ」のカヴァー版がしっくり来る。どうでもいいけど、ここで踊ってるこの人を観るために劇場に6回足を運んだ話はもうしたっけ?

 

いくつかフレちゃまが踊っているMVはあるにせよ、今何となしに思い付いたのはこれだった。私個人の高慢な偏見として「床掃除が嫌いなやつは何やらせてもだめ」っていうのがあるんだけど、私なんてこのママディを真似してルンバ任せで終わりの日ばっかりだよ…

 

もともとリリー・アレンを愛聴していたし、この曲のことが本当に好きだった。特に、この導入部を今の夫からの着メロ(!)にしていたから、それから何年経って何度聴いても胸がくすぐられるような気持ちがする。だから音楽って素敵だ、いつも思い出を連れて来てくれる

 

彼女たちにとっての代表曲は往年のミュージカル作品として知られる"The Wild Party"を真似た"Pull Shapes"の方かも。でも、どうせならオリジナリティが光るこちらの曲を聴きたかった。最もグループ映えするグウェノがオリジナル・メンバーではない不思議…!

 

元より学生時代の第二外国語がスペイン語だったことと、当時の彼女は日本でも飛ぶ鳥を落とす勢いだったことから、彼女がそのPVで披露する踊りに一家言あることは知っている。その中でも、この曲は詞が好き。よくカラオケでも歌うくらいに

 

この曲は過去の記事でも貼付した。でも、あの『ヴァレンティノ』(ルドルフ・ヌレエフのグラン・フェッテがスゴかったでおなじみのあの映画)を思わせる洗練されたタンゴの趣きはそのままに新しい表情を捉え、まったく異なる肌理を見出した功績に平伏して

 

 

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まだ書き足りない分は後述するかも、とりあえずはこれらの楽曲を聴けてよかった

 

前回の更新から時間が開いてしまった理由として、我が子がノロウィルスに罹って、私自身も気を付けていたものの、結局は罹患していました。あとは溜まりに溜まった確定申告が予想外に超面倒臭い…。「マイナンバーカードをつくっておくと楽ですよ」と言われたのに、一向に役に立たない…。なんやブラウザとアプリでリダイレクトを掛け合って、その繰り返しを待って夜が明けます。果たして、こんな私にも確定申告の夜明けは訪れてくれるんでしょうか?

 

それはそれとして、次回は映画のことを書きたい。書きたいです