再放送第2弾『N田君の悲劇①』
昔、カラオケ店でバイトしていた時の話・・・
ある時、新しくバイト君が入ってくる事になった。
その人は自分より少し年上の
N田君という、いかにも真面目な感じの人だった
大学出という事で、なんとなくキッチリしている感じの印象だった
勤務態度もよく仕事内容もすぐ覚えるんだろうな~って
勝手に思っていた・・・
だが違った・・・
ちょっとイタい人だった・・・
真面目は真面目なんだがちょいヌケている
後輩にも先輩にも「さん」づけで呼ぶのは構わないが、たまに「君」に変えてくる時もあった
使い分けの用途がよく分からない
しかし、仕事さえある程度してくれれば構わない
多少ミスをおかしても頑張る姿勢を見せればいいじゃないか
ええじゃないか
カラオケ店での仕事内容は
お客を部屋へ案内
残り時間を伝えたり
見送り
ドリンクやフード運び
まぁ慣れれば誰にでも出来る仕事だ
しかし酔っ払い相手だと多少接客テクニックがいるけど・・・
まぁそんな話はどうでもいいですね
彼の話です、N田君の・・・。
仕事に慣れてくると1フロアを1人でやらないといけない時もある
ある時、彼は5Fを1人で担当していた。
お客が来たのでフロントから5FのN田へ連絡・・・
応答なし・・・
再度連絡・・・
応答なし
なにかあったのかと5Fへ確認しにいった・・・
スタッフ待機室(パントリー)に彼の姿がない
部屋を見回ると、1つの部屋が暗くなっており
音楽が流れている
(゜Д゜)?!!
N田君が仕事中に1人で歌ってるじゃないか?!
注意すると
『すっすいません〓』
と謝りサッサと仕事に戻った
まぁ人間たまには魔が差す時もあるので
両親の名前と住所を教えてもらい補導という事で、見逃してやった
またある日・・・
N田フロア・・・応答なし・・・
こちらフロント基地、N田基地応答願います どーぞー・・・
これは確認しに行かねばならない
タッタッタッタ・・・
5F到着
はいパントリーにいません
どこにもいません
耳をすますと・・・
N田の歌声が・・・
ちなみに彼は顔に似合わず藤井フミヤの声に似ている。
神様は何かを与える
声のする部屋を開けると、お客の女の子達と楽しそうに歌っているN田
知らぬ間にナンパを覚えたN田
今度は実刑のN田
N田にはきついお叱りがあった・・・
彼は基本真面目だが、勘違いもする
俺らの真似をする
自分もうまくやれると思い込む
パチンコやスロットもやった事ないくせに
俺らに影響されてスロットを一緒にやるようになり
1人でもパチンコ屋に出入りするようにもなっていた・・・
そろそろ本題に入ります〓
次回
『N田パチ屋でYKZに絡まれる』
です。
お楽しみに