ほんの3週間前、12月13日に、最後のパラオの仕事を終えて、翌朝の飛行機を待つ、退屈なホテルの午睡の中で祖父の夢を見ました。
亡くなったのがいつで、何年前だったのか覚えていないのですが、知らせを受けた場所だけは記憶に残っています。宮崎のビジネスホテル。
その祖父が、パラオのホテルで、何かの書類を手にして、厳しいわけではない、穏やかな表情。私自身も特に悲しそうでもない、穏やかな表情で、「お祖父ちゃん、うまくいかなかったよ」と言っています。パラオの仕事もそれなりに充実していたのですから、なぜそんなことを言ったのかわかりません。
ともあれ、祖父の夢を見て、南国のホテルのベランダで気持ちよく彼を思い出していました。
少年との奇妙な、それでいて落ち着いた4泊5日の旅を終えて、なんとなくわかったような気がします。何年か後、あるいは何十年か後、パラオの祖父のような形で少年の心によみがえりたい。


少年の撮った、宮崎かな? 大分かな? に沈む夕日です。
この旅でも、何回かふいに頭をぶつけるし、2回ほど階段でずっこけそうになるし、娘の「父親の楽しみを奪いたくない」という気遣いも見えます。これからは、私のためではなく、娘と少年のために役立つことがあれば、私を使ってくれればいい、と思っています。