書籍︰WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.
著者︰佐渡島庸平

宇宙兄弟やドラゴン桜を世に拡めた編集者である佐渡島さんの、コミュニティに関するアレコレを綴った書籍になります。

昔は隣近所であったり、
家族であったり、
終身雇用で守られた会社でのコミュニティなど、
みんなが何かしらのコミュニティに所属して、
安全や安心を得ていた。

それが昨今では、
隣近所との縁は無く、
独身世帯も多くなり、
終身雇用は崩壊し、
所属するコミュニティがなくなり、
ひとりぼっちの人が増加している。

インターネット、SNSでの繫がりがあるが、
FacebookやInstagramでは、
自分の良い側面を掲載することが多く、
本当の意味でのコミュニティにはなりえておらず、
twitterは自身を秘匿してツブヤク人も多く、
これもまたなりえない。

そんな中、『オンラインサロン』が、
コミュニティの1つの答えとして完成されつつある。

といった感じのことなどが書かれていました。

昨今のSNSでは、繋がれるものの、
リアルに対面していないことから、
『その場で聞いた話を他の場所で話さない』
ことに対する礼儀のようなものが欠落。
これが、『安全、安心』をおびやかし、
コミュニティになりえない1つの原因になります。

オンラインサロンは非公開サークルとして構築されていることが多く、
その点では『安全、安心』のハードルは少しクリアできてきたかと思います。

世の中の流れからして、
これから益々1人の人が増加しそうな昨今。
それを解消する仕組み作りが、
これからの社会を支える基盤になり、
ビジネスにも繋がるのでは、
と考えさせられた1冊でした。

 カズヤ