前回の『同質性』の中で、『ミラーリング』という手法を少し説明しました。
ミラーリングは、読んで字の如く『相手の鏡になる』、つまり『相手をマネる』技術を言います。
間違ってはいけないのは、子供のころにふざけてした『マネ』ではない、ということです。
おちょくった、こばかにしたような感じでしてはいけません。
さりげなく、相手の『ちょっとした仕草』をマネすることがポイントです。
いくつかの例を出すと、
・相手が前のめりになってきたら、自分も前のめりになる
・相手がお茶を飲んだら、自分もお茶を飲む
・相手が首を傾けたら、自分も傾ける
・相手が腕を組んだら、自分も腕を組む
・相手が足を組んだら、自分も足を組む
ただそれだけのことです。
ただ、相手が目上の人の場合、
腕を組んだり足を組んだりは、そのままマネすると失礼になります。
そういった場合は、手を軽く重ねる、足首辺りを交差するで対応してください。
『マネ』をするときのもうひとつの重要なポイントが、
『あくまでさりげなくする』ことが重要です。
一緒であるアピールをしすぎないようにしてください。
自然な感じで自分と同じことをしている相手を前にすると、
無意識のうちに『安心感や親近感』を感じる性質があります。
この性質を利用して、信頼までのプロセスを短縮します。
カズヤ