3つの見方の3つめは『俯瞰』です。
1つめ『主観』は自分自身の価値観でのモノの見方、
2つめ『客観』は自分以外の誰かの価値観でのモノの見方、
3つめ『俯瞰』は、これまでの2つとは異なり、『誰かの価値観』でみるものではありません。
『俯瞰』とは、『より高い視点から全体を見渡すこと』になります。
『俯瞰』は、どれだけ視点を高く出来るかが重要になります。
第一段階は自分自身をみること。
第二段階は自分と一緒にいる相手をみること。
第三段階は自分と一緒にいる相手と、二人を見ている周囲の人をみること。
こういった感じで、視点を高くして、見る範囲を拡げます。
仕事で言えば、
第一段階は自分自身。
第二段階は自分と上司、自分と部下。
第三段階は自分の所属する部署全体。
第四段階は自分の勤務する会社全体。
第五段階は自分の勤務する会社に取引先を含めた全体。
視点を高くすることで、『自分が動いたときに、どんな影響が周囲にあるのか』を知ることができるようになります。
これが理解できるようになると、『全体に●●な影響を与えるために、自分はどう動けばいいか』がわかるようになります。
そうすると、『会社全体としてAという方向性に向かっている。上司から●●を依頼されているが、これはAを達成するための指示だろうから、言われてはいないが▲▲もやっておこう。』
と、先読みした行動が出来るようになり、『全体を理解して、よく動いてくれている』となり、評価も上がります。
仕事以外の場面でも、スポーツや私生活のコミュニケーションでも、
高い視点をもつことができるほど、先を詠むことができ、
1つも2つも先をいく、気の利いた行動をするための土台を作ることが出来ます。
高い視点を持ち、全体を見渡す力を持つことが出来れば、
いろいろと有利に動けることが多くなります。
かなりの訓練を要しますが、少しずつでも、高いレベルの『俯瞰』を持てるよう、日々、意識してみてください。
カズヤ