今回は聴覚情報の大切なポイントの1つ、『話す早さ』についてです。

『早過ぎないことが大切』と以前に書きました。
では、ちょうど良い早さとは、どのぐらいでしょうか?

10秒で50文字ぐらいがちょうど良いと言われています。
一度、50文字の文章を作成して、読んでみてください。
一応、例文を書いておきます。
(例)
昨日は友達と飲みに行きました。
半年ぶりの再会で話がはずみ、深夜まで飲んでしまいました。

このぐらいの早さがちょうど良い早さです。
この早さを練習して、身体に染み込ませれば完璧です。


練習をするのが面倒な人は、人と話すときに、
『少し遅めに』話すことを心掛けてみてください。
大体の人が、少し早めに話をしたがる傾向にあります。
(人から『話すのが遅い』とよく言われる人は、逆に気持ち早めに話してみてください。)

また、一気に話すのではなく、要所要所で『間を空ける』ことも大切です。
さっきの例文の『、』や『。』のところは、1秒程度間を空けるぐらいで良いです。
『間を空ける』ポイントは、『誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように、いくらぐらいで(金額や量)』を伝えた後に0.5秒程度空けると、相手に伝わりやすくなります。
(相手に伝えるために気を付けるポイントは、また別の機会に詳しく書きたいと思います。)


早過ぎると相手がききとれないなど、伝えたいことが伝わらず、
遅過ぎると相手が不快さを感じることが多いです。

また、重要な場面であればあるほど、緊張して、話す早さが早くなりがちです。
緊張をほぐすために深呼吸をしてから、気持ち遅めに話すようにしてみてください。


カズヤ