作家 吉井春樹 366の手紙。 -1498ページ目

[月刊]オリジナルカレンダー作品(8月)


作家 吉井春樹 366の手紙。-カレンダー作品


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作家 吉井春樹 366の手紙。-月刊カレンダー

[恋文]あやまるゆうき。

誤解ってば厄介です。

された方はわけがわからないし、

してる方もなかなか認めにくい。

誤解をとくのは難しいし、

あやまちを受け入れるのも億劫。

たとえ途中で気づいたとしても、

言いそびれたり、知らぬフリしたり。

そんなときにこそ、

どちらが先でもいいのです。

まず先に、謝ることが大切です。

とりあえずの謝罪とか、

ひらき直りでもなくて、

誤解した方も、させた方も、

どちらにも良くない点はあるはず。

それをちゃんと受け入れたうえで、

どちらからでもいい、手を差し伸べる。

そしたら、いつもより少し早く、

掛け違えたキモチが、

いつもどおりに戻るんではないか、

そう思ったりするわけです。

[元気]しんじるほめ。

自分を疑いすぎると、

自分がなくなる気がします。

期待のない中で、

「ほらやっぱダメだった」

みたいな風に納得させる。

そんな疑いまみれの正解なんて、

ありえたところで嬉しかない。

まず、始めること。

それは、自分を信じること。

それを貫く意志を固めること。

粘土や砂じゃあるまいし、

コネコネしたところで、

その密度は変わりません。

ほんとは、1秒もあれば十分。

信じられない自分を、

捨ててしまうことができれば。

今すぐにでもきっと、

良い方向へと向かうはず。

ほら、コタエはアナタの中にある。