つぃてく。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

つぃてく。

後居

ときどき

不安になって

うしろを振り返る。


見てくれてるかな?

居てくれてるかな?

そんな風に

うたがっちゃって

うしろを振り返る。


行きたいように

行かせてもらって

迷路のような

辿り着ける場所が

どこかわからないような

そんな道なき道を

どこへ行くかじゃなく

だれと行くかなのだと

信じて見守ってくれている。


そのまなざしを

背中で感じながら

行きたい場所に

なってやる、と。