雲優。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

雲優。

雲優。

窓が曇ってみえたのは、

雨が降ったからでした。

雨が降ったのはきっと

何かを潤わせるためでした。

潤ったから窓の曇りに気づき、

窓の曇りに気づけるということは

窓の向こうが明るかったからです。

燦々と照りつけるとなると、

それは眩しくて目を背けてしまうから

光をやわらげるために曇らせたのです。

そうしていま、光に気づけて、

そして、光の照らされて曇りに気づき、

やがて、その曇りを洗い流して、

ありのままの光を浴びる時がくるまで。




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