[結婚]ふたりで歩いて行こう。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

[結婚]ふたりで歩いて行こう。

ひとたび歩きはじめれば、

そりゃいろいろ起こります。

長ければ長いほど、

思い知らされること数しれず。

わがままで身勝手で、

小さく弱く、もろくて。

そんな僕にあなたは、

どこまでも、いつまでも、

かならず、ついてきてくれる。

むしろ、並んで、隣で。

いっしょに歩いていたいから、

僕のあなたの二人のペースで、

ときに早めて、ときに緩めて。

「ごめんね」と「ありがとう」と、

そんなキモチを抱えながら、

めいっぱい、を注ぎつづける。

どちらが前でも後でも、

左でも右でもなんでもいい。

それでも、

ふたりがつづいていること。

自信がなくて不安だらけで、

ときには立ち止まったとしても、

それでも、

ふたりは、ふたりであること。

あなたを好きな

僕として、

すべての瞬間を

生きている。

歩いていく。

そんなふたりに

なっていこう。