[元気]いえぬきず。 | 作家 吉井春樹 366の手紙。

[元気]いえぬきず。

癒えることと、

消えることとは、

明らかに違うのですね。

深ければ深いほど、

その傷は消えにくいもの。

ちょっとしたことで、

よみがえってきたりします。

それでもやっぱり、

その傷は痛むし苦しいし、

どうにかしたいと思うもの。

癒していきたいのですね。

受け入れるとか、共存するとかでもなく、

癒していくのです。体と心の内側に。

そのためには、時間に任せてばかりじゃ、

いつまで経っても癒えることはないです。

自然治癒力が効かない傷もあるのです。

時には、自分から積極的に自発的に、

癒えよう、癒そう、癒されよう、って、

ちゃんと構えていることも大切だと思います。