栃木県立美術館
9/18
「三輪眞弘の世界」
中沢新一氏の虹の理論…
21世紀音楽の起源の場所には毒物と性の誘惑者と、愛と死と、死と病気が大きな渦を巻いている。その渦の中からは鮮やかな虹が立ち上ぼり、虹から現代のすべてが始まる。
作曲家の三輪眞弘氏は、虹の蛇の神話から、旅をスタートさせることにした。
・開放弦と、ある特定の音との2音のトレモロ
・フラジオ
目新しくないこの2つの奏法しか、この世に存在しないとする架空の古代の部族の奏法を、仮に「虹の奏法」と呼ぶ。
虹の奏法は、
・開放弦の低音は調弦により固定される。
・開放弦の高音は、音階とは無関係に倍音が鳴るポジション(正確に、2~8等分割したポイント)
・響く倍音は、常に開放弦の基本周波数の整数倍
弦楽六重奏。合計24本の開放弦…オクターブを無視すると、完全五度関係の5種の弦を6人が、虹の技法で弾く「369Harmonia」は、音符単位ではなく、
・第X弦の第Y倍音
という単位を使う。
奏者は、時々刻々と更新される無限のループの繰り返しという状態であるが、たったひとつの変異が生まれたならば、とめどなく、新しい状態が生成されて行く。
原理的には純正律の響き…
「369」は、ロマン主義音楽時代にほぼ完成された西洋音楽における、抽象化され、自由に組み合わせ可能な素材としての音/音符によって構築されることも拒絶しつつ、楽器構成は西洋音楽の正統な編成による、架空民族音楽。
そこには、旋律もなく、展開もない。
音響の持続。
以上、三輪氏のHPに書かれてある内容を書いてみましたが、文字で書くと、音楽理論って、ややこしくて意味がわからないですね。
(((^_^;)
3月に中止になった企画が、9月に行われます。
演奏には、ラッヘンマン氏が命名したトヨタカルテットのメンバー全員(辺見、亀井、安田、多井)が参加します。
場所は宇都宮ですが、オペラシティ主催のラッヘンマン室内楽で高い評価を受けて以来、メンバー全員が揃うチャンスは多くはなかったトヨタカルテットの演奏を、お楽しみいただけます。
演奏は無料ですが、美術館入館料(…2~3百円くらいだと聞いていますが、詳細は、美術館まで!)が必要だそうです。

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「三輪眞弘の世界」
中沢新一氏の虹の理論…
21世紀音楽の起源の場所には毒物と性の誘惑者と、愛と死と、死と病気が大きな渦を巻いている。その渦の中からは鮮やかな虹が立ち上ぼり、虹から現代のすべてが始まる。
作曲家の三輪眞弘氏は、虹の蛇の神話から、旅をスタートさせることにした。
・開放弦と、ある特定の音との2音のトレモロ
・フラジオ
目新しくないこの2つの奏法しか、この世に存在しないとする架空の古代の部族の奏法を、仮に「虹の奏法」と呼ぶ。
虹の奏法は、
・開放弦の低音は調弦により固定される。
・開放弦の高音は、音階とは無関係に倍音が鳴るポジション(正確に、2~8等分割したポイント)
・響く倍音は、常に開放弦の基本周波数の整数倍
弦楽六重奏。合計24本の開放弦…オクターブを無視すると、完全五度関係の5種の弦を6人が、虹の技法で弾く「369Harmonia」は、音符単位ではなく、
・第X弦の第Y倍音
という単位を使う。
奏者は、時々刻々と更新される無限のループの繰り返しという状態であるが、たったひとつの変異が生まれたならば、とめどなく、新しい状態が生成されて行く。
原理的には純正律の響き…
「369」は、ロマン主義音楽時代にほぼ完成された西洋音楽における、抽象化され、自由に組み合わせ可能な素材としての音/音符によって構築されることも拒絶しつつ、楽器構成は西洋音楽の正統な編成による、架空民族音楽。
そこには、旋律もなく、展開もない。
音響の持続。
以上、三輪氏のHPに書かれてある内容を書いてみましたが、文字で書くと、音楽理論って、ややこしくて意味がわからないですね。
(((^_^;)
3月に中止になった企画が、9月に行われます。
演奏には、ラッヘンマン氏が命名したトヨタカルテットのメンバー全員(辺見、亀井、安田、多井)が参加します。
場所は宇都宮ですが、オペラシティ主催のラッヘンマン室内楽で高い評価を受けて以来、メンバー全員が揃うチャンスは多くはなかったトヨタカルテットの演奏を、お楽しみいただけます。
演奏は無料ですが、美術館入館料(…2~3百円くらいだと聞いていますが、詳細は、美術館まで!)が必要だそうです。
