BLAZE for @to_Sea-i.jpg




秋風が

刃文のように

吹き始めた頃



あなたは

私を

他人の群れの中に

置いた。



ラジオの

ふざけた

会話のように

情景は

他人事(ひとごと)に

なった。




雑踏で


私は

触覚を

失ったことに

気付いた。




その時には

もう


あなたは

居なかった。




あの日のことは



だったの

かもしれない…




そんな

気がした。




幸せと不幸せの

境界が



崩れ落ちた。