写真は銀巴里セッションのCDですが、ごめんなさい、私のお気に入りは、JAZZ CLUB タローで1979年に録音されたカセットをマスターにした貴重なCDです。

高柳昌行さん(1932~91)は、日本のJAZZの歴史を語る時に、最も重要な人物のひとりと言われていますから、日本のJAZZに詳しいかたならご存知かと思います。


高柳語録と呼ばれる、彼の口癖…

「優れた即興演奏家はしゃべりも面白い、文章も上手い」…脳内で、音列と文章が作り出されることの関連性を示した言葉で、読み書き多読多聴を、弟子に必須課題としていたそうです。

「リズムが一番大切」…彼の言うリズムとは、一音毎の音質、音色、音量のコントロール等を含んだもの。

「アドリブの命はフレージング」…リズムがよくても内容がなければ駄目!

「リズムは頭で創られる」…リズムは運動や反射神経の優劣ではなく、極めて知的な作業の連続によって創り出される。

「ピッキングは精神力」…高柳さんはギタリスト。弦を弾く瞬間に、様々なことを決定する迷いのないピッキングは「精神の充実なくしてあり得ない」。

ダイナミックかつメタフィジカルな空間の研究と創造。
新世紀音楽研究所・高柳さんの演奏は、今聞いても素晴らしいです。


演奏家を目指す方、どうぞ、常に勉強を怠らず、真似に終わることのない自分のスタイルを、一生、追いかけて下さい。



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