魔法のケーキ | アナナスのサイトーシング・10。

アナナスのサイトーシング・10。

私たちのDNAの中の窒素、歯の中のカルシウム、血の中の鉄、アップルパイの中の炭素は、崩壊する星の内部で作られた。私たちは星でできているんだ。
(天文学者カール・セーガン)
あなたもわたしも⭐️で出来ている。

オーストラリアにホームスティしたという友人が、帰国して、お土産をくれた時のハナシ音譜

そこんちのママがよく作ってくれたという、ケーキのレシピ付セットラブラブ

すごくおいしそうなドーム型ケーキのパッケージ。

真っ白のクリームに覆われた、ホワイトチョコとココナッツ風味のケーキ恋の矢

「私、すっごい食べ物不安だったんだけど、そこんちのおかーさんがお料理上手で、すごい助かったのビックリマーク。それで、毎日いつもおいしいケーキを作ってくれて。帰ると食べれないのがすごく寂しいって言ったら、ママ泣いちゃってしょぼん。これを食べて思い出してねラブラブってくれたの。すっごいおいしかったから、一緒に作ろうと思って!!」って・・・ちょっとウルっとくるハナシじゃないしょぼん

でも・・・こんなのすごい難しそう汗。写真通りになんか出来っこないあせる

「おかあさん、いつも3時間くらいかけて作ってくれたんだよー音譜

えーーちょっとステキじゃなーいラブラブ!

そんなステラおばさんみたいな人のいる家行ってみたーいラブラブ

「でも材料足りるかなーはてなマーク

はじめから砂糖とかココナッツがブレンドしてある粉なんだとは思うけど。

ケーキって結構いろいろ使うんだよねー。

「卵とバターはあるけど・・・。あっ。生クリームなんかないよーーーーあせる

大事なとこじゃーん!!

「買って来ようかはてなマーク。えーと、どんくらい必要なのかなー。えーと、ナニナニ・・・・メモねえはてなマークこれへんじゃない・・・読んでみて」

「アンタの方が英語出来るんだから、アタシ困るっ・・・ビックリマーク。ってアレ・・・必要なもの。水カップ4

卵ははてなマーク。砂糖ははてなマークはてなマーク。生クリームは!?

「え。ケーキって水で出来るの!?

「さぁ・・・汗。ま、とにかく出してみようよ」

箱から出てきたのは、赤い袋と白い袋1こづつガーン

どっちも粉が入ってる。

「ナニこれあせる

「えーーっと。別々のボウルに粉をいれて、水を2カップ入れる。混ぜる」

「はあ。何そのレシピっ。粉ふるえとか、卵入れろとか書いてない!?。大体カップって、何ccなわけっっ!?

「書いてない汗

「オンスとかミリリットルで書いてあんじゃないのー・・・どれどれ。・・・って無いねビックリマーク

まあこんくらいかな・・・と、水道水をジャーー。

ねりねりねりねり。うっわすっごいあまーーいニオイ。砂糖も香料もこれかなり入ってんなーあせる

「出来た。次ははてなマーク

「赤い方の粉、180℃のオーブンに入れて20分焼く」

「えっっっ。まだ白身泡立てたり、バターとか、サラダ油とか何も入れてないけどっ!?

「だってっっ。そう書いてあんもんっ!!

型はこのくらいの大きさとか、指定も何もない

「ねえ。そこんちのお母さん、どういうので焼いてたはてなマーク

「どういうのってはてなマーク

「ケーキの形どんなんだったはてなマーク。こんなドーム型の型、うちにないもん。ブラウニーみたいに、四角いのに流しちゃっていいと思うはてなマーク

「えっ。えーと、いいんじゃない。でもマムのは確かに半円型だった。えっ…そう、こんなカンジの汗

「えっ!?

「コレ汗

ってボウルかよガーン

「って何よ、これこのままオーブンにつっこむのっ!?

「だってホントこんな形だったもん・・・汗

まあ、ステンレス製だから、平気だけどさ・・・。

で。とにかく仕方ないのでそれを焼いてる間。

「でこっちの白い粉。なんなのこれはてなマーク

「水いれんの汗

「・・・また焼くのはてなマーク

「違う、これどーも生クリームみたい」

「えーーっ。ちょっとカンベンしてよー。これ泡立てんの!?。ハンドミキサー無いんだけどーー汗

ところが。

10回くらいかき混ぜると。

ムクムクって。すごい増えてガーン

あれ発泡剤とか入ってんだろうねショック!

オーブン開けてみると怖いくらいちゃんと焼けていて。

ひっくり返したら、バターも塗ってないのに、ぽこんって取れてドーム型。

しかもしっとりふわふわ。

少し冷蔵庫で冷ましてからデコレーションって言っても、さっきのもこもこ塗るだけ。

左官にでもなった気分アート

「そうだ!!。これだ。この味だ汗

かかった時間、焼く時間+冷ます時間合わせても1時間かかってない。

必要なもの、これ以外に水だけ。

「これどーやったら3時間かけられるんだろうね・・・あせる


何か科学的な配合を感じさせる・・・怖いくらいとってもおいしい魔法のケーキでした。