スーパー・もののふ | アナナスのサイトーシング・10。

アナナスのサイトーシング・10。

私たちのDNAの中の窒素、歯の中のカルシウム、血の中の鉄、アップルパイの中の炭素は、崩壊する星の内部で作られた。私たちは星でできているんだ。
(天文学者カール・セーガン)
あなたもわたしも⭐️で出来ている。

こんにちは、みなさん。


すっかりお盆ですね。


キュウリの馬と、ナスの牛は用意できましたかはてなマーク


あれは、仏様に対する「来る時は、待ってるから、馬に乗って、早く来てねビックリマーク」「帰りは、牛に乗って、お土産いっぱい乗せてゆっくり気をつけて帰ってねビックリマーク」という意味なんだそうです。


So,yes・・・お盆・・・ジャパニーズの血が騒ぎます。今年もしっかり気合入れて、Do The 盆クラッカー


 

さて。今日は。


北関東~南東北にかけて展開している、大規模スーパーの、パートのおばちゃんの話。


「あ~?そんな超ローカルのスーパーのおばちゃんなんて、ぬるーいカンジなんでしょー?」


と、お思いの方もいるかもしれませぬ。


とんでもありませぬ。。。。


彼女達は、まるで、かの時代ヨーロッパにおいて武勲誉れ高き、厳しく訓練された強靭な肉体と精神を持った、スイス人の傭兵のようなもの。

または、群雄割拠の時において、勇猛果敢無敵を誇る武田騎馬隊。


わたくし、またテキトーな事を申しているわけではありませぬ。


先日、その敷地内にある某コーヒーショップ・ド●ールにおいて、仕事帰りに、コーヒーを飲みつつ、さらに大好きな旧クロックムッシュをむほむほ食べつつ、本を読んでおりましたら。(愛読書はデュラスとコエーリョドキドキ


近くのテーブルで妙齢の女子達が、お茶を飲んでおりまして。


得意げあーいーなー・・・奥様達もああやって、友達同士でコーヒー飲めると楽しいよねー。情報交換したりさー。なんて、のんびりした事を考えていたのですが・・・そう、まさに、『情報交換』だったのであります。


「ねーー、だからさあー、あの並べ方、アタシ絶対ダメだと思うンだよねー」

「あーー、わかるわかる。○○店長はさー、本部の指示通りって言って、○○店もやってるって言うケドー、ウチの場合って、違うじゃん。客層とかさー、あっちの店とー」

「そーだよねー。アタシさー、○○さんのやり方じゃ、絶対売れないと思う」

「あとさー、朝の準備の時、○○さん、何であんなに怒ってるワケ。あれ、新人さん萎縮して絶対仕事覚えられないって」

「ウチの班でしょ?アタシも見ててかわいそうでさー。やめなって言っても、私のやり方に文句言わないでとか言うんだよーあのヒト。・・・まあ、○○さんトコの班は、何かうまくやってるからいいよねー」

すると、今まで一番おとなしかつた、水色のスカートのかわいらしいオバチャンが、えっ、と目を剥き、

「何言っテンのっっっ。ウチの班なんてねっ、戦国時代突入だよっっっっっ


ブォ~ブォ~ブォ~(ほら貝の音)。皆のもの~であえであえ~。合戦じゃ~~。。。


「・・・あっ、ちょっと皆、ハイ、沈黙っっ。着信入った。…ハイ。ハイ、○○です。・・・ええっ?明日まで、ボウル17個分の寿司飯?!?」(どうやらこの方にリーダーらしい)

「ええっ?!」

「ちょっと~」

と、周囲で悲鳴が上がる。

「・・・ええ、お話はわかりましたけど。なにぶんもうこの時間ですので。・・・そうですね、特別手当支給いただけるんなら、なんとか集めてみますけど。・・・はい。はい」

リーダー、携帯をしまって。

「……○○店長が、特別手当を出すって。夕飯も出してくれるように言いました。・・・どうする、みんなはてなマーク

「やるっっビックリマーク

「私もっ!!

「わたしもっっっっ!!!!

そして、彼らは、ド●ールの青年店長&大学生のアルバイターに、「じゃ、ゴッソサマグッド!」と言うと、また勇ましく戦場へと戻って行きました・・・・・・。。。。


あああ、すごいわ。


今日もあなたが行くスーパーは、そんな女武者達に支えられているのです。