「お料理教室に行ってるんです」
「エプロン、持ち帰りの場合のタッパーもご持参くださいね」
じゃあ、この前買った、新しい、ブラウスを着て行こうかしら。
それともあの、初夏にぴったりなシフォンのワンピース。
ミュールはちょっと・・・ニガテなの☆
そろそろトマトソースの冷製パスタもいいわよね。そうそう、細めのカペリーニで。
ふんわりバターとバニラの香りでも漂うお菓子かしら。今日はマフィン、それともシュークリーム。
ううん、やっぱり、おふくろの味、和食をおいしく作れる女子目指すべきかしら。
なあんてね。
ノンノン。
私が行っているのは、「インド料理教室」。
まず言えるのは、新妻はいないわね。
ブラウスやシフォンのワンピの女子もいなかった。
まあ、ワンピース、いなくはないけど、木綿。黒か茶。しかも会津木綿とかの超厚手のもの。つーかあれは正しくはワンピースなのか・・・。ただの長い服なのかも。それに臙脂色や芥子色の割烹着。
「あたし、いっつもー、ご飯炊く当番だからーー」って言って、自主的に米を炊く婦人や、
謎の青年・・・いや、壮年。
アタイも、モアイさんと、フナドンていう友人と参加したんだけど、なんていうか親戚の家にふらっと来たよーな格好。「あっ。おばちゃん、いつもどーもねっ」みたいなノリ。でもバッグと靴はギラギラ。持ってきたエプロンは、質実剛健。タッパーはドカベンのよーにでかいものか、複数だったわ。
まあねっ、この原油高で、バターなんて超品薄。生クリームやバターなんて高騰して、庶民には手が届かないわ。スーパーの日食コーナー(パンとか牛乳とか売ってるとこ)になぜか常温で積まれているあの手のシュークリームを2週に1くらいに買うのが私限界。
(あれ冷凍するとうまいっス。クリーム部分シャリシャリして。溶かしたチョコなんてつけながら食べたら超ウマイッスー)失敗するかもわかんない料理教室で、大量に使うなんてのは、勿体無いっっ。MOTTAINA~I。
インドって、ベジタリアンが多いから、野菜のみのカレーというのが存在する。
日本だと、「夏野菜のカレー」って言ったって、具がナスとかトマト以外のものも普通入ってるべ。昭和の父ちゃんなんて、芋だの豚肉入ってなきゃ、怒るべさ。)
だども、ベジカレーは、「ナス」・「豆」・「オクラ」とか、単品がある。
昨日は、「スタッフド・エッグプランツ・カリー」。
要は、ナスに具を詰めたカレー。
これがね、やっぱ先生ベジだから。
よくある、ひき肉をナスに詰めるとかではない。お豆腐を使うんですね。
美味。珍味よ、ほんと。
お豆腐とタマネギ、ピーマンをスパイスと塩で味付けして炒めたものをナスにつめて、それをじっくり焼く。それをカレーの具に使う。
うまかった。3:00~5:00料理教室で、6:30に家に帰って、また作った。食いすぎ。
うーん、ナマステ。インド料理の奥の深さには、いつも感服させられるわ。
スパイスの使い方とか、本当に絶・妙。
このスパイス、薬効がありますし。
漢方薬の材料になっているものもかなり多い。てゆーか全て薬の材料。。-
私は、超新陳代謝が悪いおなご。
漢方医の看立てによると、「血の巡りが悪い」「血の道の病」という、まるで時代劇の病がちな婦人。
ちょっとソレっぽく、病気の殿様風に、頭に、布でも巻こうかしら・・・。無いからとりあえずネクタイとか・・・キュキュイっと。
このスパイスたっぷりのインドカレーを食べた日は、代謝がUPするせいか、全てのものが光り輝いて見える。
体を軽く(腹は重い)感じるし。
次の日もなんか体調がいい。
いいですね、カリー。
ハマってます。