福岡市では今、博多駅地区と天神地区で「博多コネクテッド」「天神ビッグバン」の名称で街の再開発が急ピッチで進んでいる。
「福岡空港の離着陸の関係で建物には高さ制限がある!!」
と言う従来からの言い伝え?に疑問を持った市長の着眼点が福博の町並みを一変する事となった。素晴らしい着眼である。
天神ビッグバンの構想図
既に2施設が完成、残る建物も急ピッチで建設が推進されている。
街の変貌ぶりには目をみはるものがあるが、東京に次ぐ我が国第二の都市、大阪の変貌ぶりは福岡のそれを凌ぐほどのものがある。
大阪市は279万人ほどの人口を抱え福岡市164万人の凡そ1.7倍だ。
この大阪の中心部の、大阪駅を中心とした地区の開発が第二段階に入っていて、この程先行まちびらきされた。
JR大阪駅の北側の、旧貨物駅跡地を利用した「うめきた開発」として計画され、2002年都市再生緊急整備地域指定を受けた。
第一段階はグランフロント大阪と銘打って7hrを推進、2013年に完成した。
そののち第二段階としてグラングリーン大阪の名称で推進し、今年(2024年9月6日)およそ半分ほどが完成、先行まちびらきして一般に供用・開放されている。
第二段階の整備規模は17haで第一段階の2.4倍ほどもあり全体の完成は凡そ3年後(2027年)である。
グラングリーン大阪の俯瞰図
(中央手前がJR大阪駅)
完成したうめきた先行開発区域地区
(第1期7hr)と(第2期17hr)の全体図
福岡は天神交差点から半径500mの範囲内としてあるので、面積は80ha程もあるが、建設される建物は十数棟である。
大阪の開発は24haであるがすべてが更地からの開発である点が違う。
特に第二期の中には、その名に相応しい45、000㎡もの緑地公園が大阪のど真ん中に設定されている事であろう。9月に先行まちびらきされ、多くの家族連れなどが芝生で憩う姿を目の当たりにして、ぜひ一度この目と身体で確かめてみたいと思っている。
人生の1/4程を暮らした大阪の街の変貌ぶりを覗いてみたいものである。
先行まちびらきされた緑地公園など
建設進む北地区の様子(2027年完成)