海の向こうで繰り広げられている、国の舵取りをする代表者選びも大詰めを迎えている。
テレビで繰り広げられるニュースを見ると、お互いの貶しあいに終始している。国を一つに纏め、ひいては世界を纏めるポストに就く人が、醜い攻防を繰り広げる選挙戦を見るとこの先が思いやられる。
足元の我が国でも選挙戦が始まっている。
国の舵取りを担う党の総裁選びと、改革を唱えて舵取りの位置を狙う党の代表者選びだ。
パーティー券の売り上げを誤魔化して計上したり、キックバックを受けて頬被りしたことはもうこの人たちには過去のことのようである。
全く反省の態度も示さず雨後の筍のように、2桁にも届く候補者が予想されている。
候補者の大半はその位置に着くことが目的ではなく、総裁選で己の宣伝をし乍ら、選挙後の自分の立ち位置を計算しているのが見え見えである。
あるテレビ番組のコメンテーターが面白いことを言っていたのが耳に残る。
「今度の候補者は浅漬けばかりだ」
と言う主旨の言葉だった。
全く同感したので深く心に響いた。
浅漬けは味噌よりも腐り方が速いのだ
味噌も腐るこの異常気象に耐え、ウソ偽りのない為政者が選ばれるよう外野席から見守っている。