先日「EMC電源ラインフィルタの使い方等について」にて、メーカーの用意しているドキュメント類に目を通された方が良いですよと言うようなお話を致しましたが、サラッとリンク先を紹介下だけでした。

 きっとご覧くださった方たちはリンク先まで見て下さったとは思いますが、情報量が多過ぎてチラッとしかご覧いただけてないことと思います(チラッとみるのが好きなのは決して自分だけではないかと...)。

 そこで今回は実益を考えてのピンポイント解説を一言。

 「フィルタの一次側と二次側の配線はできるだけ離せ」、理由は一次側から二次側に直接ノイズが伝搬するから...。

 TDKの一般技術情報にある図を掲載しておきますね。
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 ノイズにとっては、フィルタを通り抜けなくとも、二次側の配線が近くにあればそこに飛んでいくことができるのです。だからできるだけ互いに遠ざける必要があります。

 皆さんの電源ラインフィルタの一次側と二次側の配線はちゃんと離れていますか?
一緒に綺麗に並んでしまってはいませんか?

 フィルタの効果を発揮させるためには...。

 その2に続く(のかな?)