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救急車が、
近くの総合病院に到着して、
すぐに検査が始まりました。
正直、
記憶がないぐらい…
自分はどんな様子で、
どんな表情で、
どんな格好で
その病院で待っていたか、
さっぱり覚えていません。
ただ…
私の目の前を、
ストレッチャーに横になった
旦那が通り…
その旦那の裸足の足が…
真っ白だったのだけは、
覚えています
あの白さは…、
異常だった
「そんなに大きな病気ではないはず…」
と、言い聞かせていましたが…
あの足の異様な白さを見たら…
怖くなりました
脈が少なくて…
足が白い。
血流が悪い…。
心臓か循環器系か
と、頭の中は、
もうグチャグチャな状態でした
なんだろう…。
旦那はどうしちゃったんだろう…
何分待たされたのかわかりません。
1時間以上待ったのかな?
グチャグチャの頭で、
色んなことを考え、
不安と恐怖に襲われていると…
救急外来の医師
「〇〇さん、
診察室にお入りください」
そう言われて、
診察室に入ると…
医師はあっさりと、
おそろしい言葉を
話し始めました
救急外来の医師
「頭のCTを撮ったら、
脳腫瘍のような
影が見つかりました。
MRIを撮らないと
詳しいことはわかりませんので、
このまま入院をしていただいて、
休み明けに詳しい検査を
させていただきたいと思います」
私
「の、脳腫瘍ですか
悪性ですか
良性ですか」
救急外来の医師
「それもMRIを撮らないと
なんとも言えません…」
の、脳腫瘍…
嘘でしょ
私は気が遠くなりそうでした。
現実なのか?
夢なのか?
もう色んな事を考えて…
そして思考停止状態になりました
どうやって帰ったのか…
でも、子ども達にお昼ご飯を食べさせなきゃと
ローソンに寄ったのは覚えていますが、
何をかったのか…
もしかしたら、
涙を流していたのかもしれません。
とにかく…
家で待っている娘の元に帰らねば…
その一心で、
とにかく家に帰ったのは
覚えています。
ここまでが、
旦那の病気が、
脳腫瘍だとわかるまで、です。
ここから…
脳腫瘍でも、
良性なのか
悪性なのか
が判明し、
私は名医探しに走るのでした。
つづきます
