祐様(山口祐一郎さん)と親しい仲間たちが歌ってお喋りしてでも踊らないという舞台、略して「祐友」

Yuichiro & Friends
Singing! Talking! Not Dancing!



クリエの公演は3週間あったのに、ドラマシティはたった2日間。

そしてそれぞれの日は4人ずつのフレンズがマチソワどちらも同じに固定。

クリエのみで大阪では見られないフレンズもいらっしゃる…

発表された時はちょっとがっかりしました。

でも肝心のかなめさん(涼風真世さん)は大阪に来てくれるからと気を取り直し大千穐楽の2月4日のマチソワのチケットを取りました。



クリエで1回観劇した時とはかなめさん以外では今拓哉さんが同じでしたが、他の2人、平野綾さんと吉野圭吾さんが違っていました。


既に公演が終わってしまっているので曲名なども出しても良いですよね。


オープニングは祐様の母校、四谷第三小学校の校歌。

バラード調にアレンジされていたので、初めて聞いた時は何の曲?と思いました。

祐様は鹿児島出身ということは知っていたのですが、もっと大きくなってから東京に移られたのかと思っていたので小学生の時だったのは意外に思いましたが、この校歌から小学生の頃の思い出などに話しが繋がっていたので良い選曲だと思いました。

それに1幕ラストのTDVの曲。

私は2回しか見ていないけれどTDV自体がこの曲で1幕が終わりでしたよね。

この曲で幕が降りるというTDVの再現、そしてこの曲を歌ってくれたということは祐様ファンは嬉しいだろうなと思いながら聴いていました。


今さんは何と言っても最初のYMCAです。

1979年の西城秀樹さんの大ヒット曲。

マイクスタンドも持ち出して振り付きで下手へ上手へと移動もしながら熱唱でした。

そして歌詞がYMCAの部分では客席も皆んなY、M、C、Aの手振りをして大盛り上がりだったので、今さんもこの曲を選んだ甲斐があったと思います。

ただ年齢のためなのか歌い終わった後息切れするので祐様が携帯酸素吸入器を今さんに渡していたし、息切れするのをネタにいじられていたけれど、それが嫌味に感じないところに祐友のメンバーの仲の良さが現れていました。

私にとって今さんと言えばやはりかなめさんがマリーを演じた初演の『マリー・アントワネット』の凱旋公演のフェルセンです。

最初は井上芳雄さんのフェルセンだったし公演回数が多かったけれど、かなめさんとの年齢差を考えたら今さんのフェルセンの方がバランスが良くて合っていたと思います。

だから今回、かなめさんと今さんで「すべてはあなたに」を聴けて嬉しかったです。

そしてトークの時に今さんが、この曲を歌い終わったら毎回そのままかなめさんと一緒に楽屋まで戻るけれど、エレベーターのボタンの所に書かれている楽屋と間違えて楽屋口を押してしまって、2人で乗って到着してドアが開いたら寒かったという話をしてくれました。

なるほどあの曲の後は一緒に楽屋に戻るんだと思ったけれど、その話を聞いた祐様が悔しそうにしてるのが面白かったです。

それ以外にも祐様やかなめさんが無茶振りをしたら今さんが志村けんさんや古畑任三郎のモノマネをしていたので、こんなに面白い方なんだと意外に思ったけれど、ご本人はやり過ぎたとソファーで1人反省会されていました。


平野綾ちゃんは最初の曲、『レディ・ベス』の「秘めた想い」が素晴らしかったです。

それから『レベッカ』の"私"の曲を歌う前なのに、マキシム役の祐様がかなめさんに気を取られているので叱りつけたりして1番若いのにツッコミ役でした。

かなめさんと同じように喋っている声と歌声がガラッと変わったり色々な声が出るので、将来はかなめさんのポジションを目指しているらしいです。

つまりいずれは妖怪に進化することになるんでしょうか。

先が楽しみです。


吉野圭吾さんは劇団四季では今さんの一期下だったんですね。

学年も2つ下ということでこのメンバーでは若手チームだと嬉しそうでした。

私が初めて圭吾さんを見たのは、かなめさんが主演で何度か再演した『42nd Street』の最終公演となった博多座で、若手のブロードウェイスターのビリー役でした。

今回、くじ引きで観客にプレゼントする各キャストの写真の中で、祐様が圭吾さんの写真を見て自分の高校生の頃に似ているという話をしていたけれど、確かに42ndの頃の圭吾さんは今のような独自路線ではなくて爽やかな二枚目で祐様に似ていると思っていました。

祐様の言葉を聞いて、お2人が似ていると思っていたのは私だけじゃなかったんだと分かってスッキリしました。


そしてかなめさん。

クリエの前半では1部では宝塚の『るろうに剣心』の曲、「殺さずの誓い」を歌っていたそうですが、私がクリエに行ったのは後半だったので「空だけはそこにある」でした。

低音の「殺さずの誓い」も聴きたかった!

でも「空だけはそこにある」も大好きな曲なので選んでくれたのは良かったです。

ドラマシティでもオープニングはこの曲でしたが、マチネ公演ではフレンズの曲紹介の時にトークが弾んで時間切れとなってしまい、かなめさんはこの曲について説明できませんでした。

オリジナル曲なのでかなめさんファンは知っているけれど、そうでない人たちは何の曲なのか分からないだろうとかなめさんも気になっていたのでしょう。ラストにそれぞれの感想を話す時にこの曲の説明していました。

オープニング曲は公演途中で変更になっていたけれど、絶対変わって欲しくなかったのが『貴婦人の訪問』の「正義」で、こちらは全公演歌ってくれたのは本当に嬉しかったです。

普通のミュージカルコンサートには向かない曲のような気がしますが、何と言っても今回の主役はこの曲で追い詰めている相手・アルフレッド役だった祐様だし、今さんやクリエでのフレンズの石川禅さんも出演していた作品なので、きっと何の曲?と思う人が少ないから選べたのでしょう。

もっとも知らない人でも、かなめさんは滑舌が良いので歌詞が聞き取れるから何だか凄い内容だという事は分かったはずですが。

3回聴いた中では大千穐楽が1番良かったです。

今でもクレアができると思います。

再再演はないのでしょうか?


それから2部のオープニングは祐様と今さん、圭吾さんの3人で「最後のダンス」を歌っていましたが、途中で祐様を先頭にしてチューチュートレインのような振り付けがありました。

歌が終わって綾ちゃんとかなめさんが拍手しながら出てくるのですが、かなめさんはドレス姿なのにガバッと脚を広げて腰を落として1人で腕をぐるぐる回すのが定番だったようです。

(クリエでもドラマシティでも見ました)

ドラマシティのマチネでは、かなめさんもやりましょうと誘われて、結局祐様先頭に2番目にかなめさんが入って5人でチューチュートレイン。

即興だったのに見事に成立していました。

大楽もやってくれたら良かったのに。


それから最初にフレンズが自己紹介する時に、かなめさんは例のフレーズ「昔妖精、今◯◯」と客席にコールアンドレスポンスして、それに続けて「涼風真妖怪だよー」と進化版を言っていました。

その紹介の時に祐様はかなめさんをマドンナだと言っていましたが、今回の舞台では何かとかなめさんに近づこうとして他のフレンズから制止されるというのがパターンになっていました。

圭吾さんの階段落ちの話から、かなめさんがオスカルを演じて死ぬ場面で身体の力を抜いて倒れたら半身青あざになったと言う話をした時に、かなめさんが手を差し伸べるポーズをしたら、その手を取ろうと祐様が近づいたので「(あなたは)アンドレじゃない!」と綾ちゃん、今さん、圭吾さんの3人がかりで引き止められていました。

でも大楽の最後の挨拶の時にとうとう念願叶って祐様はかなめさんとハグできました。

良かった、良かった。

かなめさんも祐様が大好きだからきっと嬉しかったと思います。


かなめさんはトークショーなどではどちらかというと前に出るより他の方々に譲って後ろに下がるタイプです。

でも今回は何度も共演した方々ばかりなのでリラックスしている様子が見られてこちらも楽しくなりました。

祐様、かなめさんをフレンズに呼んでくださってありがとうございました。

また次の機会があれば嬉しいです。


公式のXに大楽の皆さんの写真がアップされています。

1部の衣装です。

https://x.com/toho_stage/status/1754351741422977096?s=46&t=a9jj87lGY14uViRWj3GLDw


かなめさんは2部の髪型はブロンドでインナーピンクのボブでしたが、これはカツラではなくて地毛だと思います。

ソロコンサートなどでは地毛に見える髪型でも全てカツラなので地毛で舞台に登場するのは珍しいです。

かなめさんは衣装によってカツラもチェンジするけれど、今回は1部と2部それぞれで衣装を変えるだけなので、幕間にカツラの下のネットを取って髪を整える時間があるから2部は地毛にしたのかなと思いました。

似合っているし地毛で全然OKでした。


今回の公演があったドラマシティでは3月にかなめさん主演のミュージカル『HOPE』が上演されます。

来月のことだからポスターが貼ってあったりチラシがあるかなと期待していました。

でもいまだ梅芸の公式HPの公演スケジュールに載っていないし、劇場内にポスターも無いしラックにチラシも置かれていませんでした。

ビニール袋にチラシの束が入っているものが棚に置かれていたので、そちらをチェックしたら『HOPE』のチラシが入っていました。

でも話題性のある作品のチラシはラックに置かれているからチラシの束を取る人は多くありませんでした。

私は『HOPE』のチラシがあるかなと思ったのでチラシの束を手に取ったけれどそうでなければ取らなかったでしょう。

ラックにはチラシの表と裏を分けて2ヶ所を使って置かれている作品もあったので、そのうちの1つで良いから『HOPE』を置いて欲しかったです。

梅芸が関わっていない作品だと扱いが良くないのかな…

かなめさん関連では、チラシの束の横に4月にビルボードライブ横浜で開催するライブのチラシが単独で置かれていました。

束の中に入れるよりもまだこの方法の方が目に留まったので『HOPE』もそうしてくれても良かったのに。

他には5月の『ベルサイユのばら50』チラシも取ってきました。



ライブのチラシのかなめさんの顔の部分は肖像権にひっかかるかもしれないので、ドラマシティ公演のスタンプラリーで2回見たプレゼントとしてもらった飴ちゃんを置きました。

これらが今回の収穫です。

来月もまたドラマシティに行きます!