少し前になってしまいましたが、11月25日に応援している涼乃あゆちゃんの初ソロコンサートにいってきました。

 

場所は天満橋にある La Campanella

座席数50ほどと小さいですが、室内は木材が多様されていて音響にもこだわっているし、置かれているピアノも貴重な機種(という表現でいいのかわかりませんが)で素敵なサロンでした。

 

 

各座席に置かれていたチラシ、涼乃ちゃんからのメッセージが嬉しいです。

 

 

涼乃ちゃんにお祝いの気持ちを伝えたくて一緒に行った友人達とお花を贈りました。

お花屋さんに涼乃ちゃんの写真などを見てもらって、涼乃ちゃんのイメージに合わせて好きなお花のバラを使って作ってくださいとお任せしました。

 

 

涼乃ちゃんは朝ドラ「ブギウギ」で話題になっているOSK日本歌劇団を昨年7月に退団した後、しばらく休養されていました。

でも今年の9月になって芸名の涼乃あゆでインスタを始められたので、いよいよ活動再開かなと思っていたらこのコンサートが発表されてすぐにチケットを申し込みました。

 

【セットリスト】

サマー・タイム

LOVE

パート・オブ・ユア・ワールド(リトルマーメイド)

シンク・オブ・ミー(オペラ座の怪人)

僕の願い(ノートルダムの鐘)

 

月の光(ドビュッシー) ピアノ演奏

 

私だけに(エリザベート)

アヴェ・マリア

マッティラート?(クラッシックの曲ですがタイトルがきちんと聞き取れませんでした)

時が来た(ジキル&ハイド)

 

アンコール

アメイジング・グレイス

 

涼乃ちゃんはOSKの研修所の発表会の時から、今年は凄く歌が上手い子が入ってきたとファンの間で話題になっていたというくらいの歌声の持ち主でした。

退団の半年以上前から体調を崩して舞台をお休みされていたので、皆さんの前で歌を歌うのは2年ぶりになりますとの事でしたが、そんなブランクを感じさせないくらい相変わらず素晴らしい歌声で、ミュージカルの曲からディズニー、クラッシックとバラエティに富んだ曲を歌えるし、小柄だけれど声量があるので50席の会場ならマイク無しでも大丈夫だったのではないかと思いました。

 

最初の"サマー・タイム"は最後にエトワールとして歌った曲だから、その曲から始めたかったとのこと。

ミュージカルが好きになったきっかけが「オペラ界の怪人」を見たことということで選ばれた"シンク・オブ・ミー"

 

5曲歌った後に涼乃ちゃんはいったん引っ込んで、伴奏のピアニストの松井洋子さんの演奏がありました。

そして真っ白いドレスに着替えて登場でしたが、イントロを聴いてすぐに分かった"私だけに"には本当に素晴らしかったです。

ドレスは「エリザベート」でシシィが着ている白いドレスを思わせるデザインでとても綺麗でした。

 

ラストの曲、"時が来た"は女性が歌うのを初めて聴きましたが、休養を経てこれからまた歌おうという涼乃ちゃんの意思を感じるような力強い歌声で良い選曲だと思いました。

 

素晴らしい歌声に拍手が鳴り止まず涼乃ちゃんと伴奏の松井さんが再登場。

アンコールは"アメイジング・グレイス"

静かな深い歌声が心に沁みました。

 

涼乃ちゃんとしては退団から1年以上経っているし、どれだけの方々がコンサートに来てくれるんたろうと心配があったとは思いますが、発表されてから半月あまりでチケットが完売になっていました。

素敵なサロンでしたが、もう少し大きな場所でも良かったかもしれないです。

やはりまた涼乃ちゃんの歌を聴きたいと思う人が沢山いるのですね。

 

「ブギウギ」でOSKの知名度が上がって、先月の京都・南座の公演ではトークショーの回や千穐楽は満員御礼でした。

涼乃ちゃんはまだ下級生(OSKは宝塚と違って生徒さんではなくて劇団員なのでこの言い方は正しくないかもしれませんが)なのに、大きな公演でも歌のソロパートがあったり、たけふレビューではエトワールを任せられたりしていました。

もし今在団していたら多くの人たちにその歌を聴いてもらえて、きっと歌声を賞賛されていただろうと思うと早い退団が残念ですが、ソロコンサートで皆んなの前で歌ってくれたのは嬉しいです。

そしてこのコンサートにはOSKの小さな舞台のレビューカフェやイベントなどで涼乃ちゃんとご一緒された現役のOSKの先輩の方々もいらっしゃっていたので、退団しても繋がりがあるんだと思うと嬉しくなりました。

これからも涼乃ちゃんのペースで活動してくれるのを期待しています。

そして微力ながら応援していきたいです。