人生の残り時間を逆算的に考えた時に、大切なのは「何をするか」よりも「何をしないか」であるという気がしている。

 

本来自分でやりたいわけでもないことに多くの時間を費やしてしまう、これは限られた時間の中では避けたい。

もちろんやりたい事で自分の時間を埋めていくというのも大切だろう。でも、まず空白の時間を作らないとそもそもそれはできない。

しかも、やりたいことをタスク化して埋めていくというのは一見効率的な作業に見えて、それ自体が目的化する可能性も孕んでいると思う。

案外、何もしないで過ごすぼーっとした時間だって、年齢を重ねると味わい深いものになる。過去の思い出のストックは年を重ねるほどに増えていくので、それに想いを馳せる時間は高齢になる程味わいが出てくる。

 

「何をしないか」を明確にしてそれに時間を奪われないこと、これを心がける人生後半戦にしたい。

ふと思いつくのはまず「仕事」の中で義務感で何となくやっているが、別にやらなくても大きな問題がないこと、これを「しないこと」にしていこう。