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「風に吹かれて」
   7月19日(火)


俳人、金子兜太氏の書かれたものを読んで居ましたが、俳句を詠む上で季語の果たす役割や必要性、必ずしも季語に拘らない柔軟さ、無季句について記述がありましたが同感する内容でした。結社や同人の指導者の中には、俳句のルールにこだわるあまり、それを強要する人も見られます。多分、種田山頭火の自由律詩を認めない人達なのかも知れないですね。昨年、東大名誉教授の松尾芭蕉研究の講座を1ヶ月受けましたが、非常に面白い勉強でした。




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「良寛全句集より」


・あけ窓の
昔をしのぶすぐれ夢



「注釈」
無季の俳句ですが、良寛さんはどんな思いで詠んだのでしようか?分かる様で分からない句ですね。



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なからい悠
「今日の俳句」


・ひと粒の
      滴や垂れる梅雨の窓



ちらっと降った雨粒がガラス戸に残り、ゆっくりとスースーと落ちる滴の様をながめておりました。



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・半夏の
       色を映すや日暮れどき



梅雨なのかハッキリしない日が多かったですが、先日は西の空が赤く染まる夕暮れでした。




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・夏休み
         宿題憂う孫の顔



下の孫娘に、もうすぐ!夏休みになるけど何処かへ出掛ける予定は有るのかと話して居ましたが、曰く、夏休みは嬉しいけど宿題が多いので大変だと憂い顔でした。


では、穏やかにお過ごしください。