COVID-19(新型コロナウイルス)の猛威の終息は、世界中の人々の結束の中、自然の力に任せるしか方法はないのでしょう。ですが今後、また新たに現れるであろう新ウイルスへの対策法は、意外と単純なものかもしれません。
しかし、
それはとてつもなく長く果てしない時間を要とし、やるべき内容は単純なことでしょうが、現代社会の流れでは、とてつもなく難しいものです。


人間と疫病との戦いの歴史は、人間の文明が始まった古代の時代には、もう既にあったようです。

しかし、古代や中世の疫病と、近代や現代の疫病とでは、どこか、理由や意味、または種類が異なっているように思えるのです。


人間の歴史は、地球の歴史と比較したら、とてつもなく短く浅いものです。地球は、誕生からおよそ45億年もの時間を重ねてきましたが、それに対して人間は、人間の大元の生物である霊長類の誕生からでも、7千万年~1億年の時間しか刻んでいません。
初めてのヒト属、ホモハビリスの誕生からで言えば、200万年です。
ネアンデルタール人で有名な旧人類からで言えば、30~50万年。
クロマニヨン人で有名な新人類からで言えば、約20万年とされています。

そのように進化を繰り返してきた人間が、ようやく文明というものに辿り着いたのが、今からおよそ、たった2万年前のことです。そして、現代文明の基礎は、ほぼ大半が、いや全てがと言っていいほど、その古代文明にあります。

何が言いたいのか…。
僕はこう思うのです。
人間は、進化してゆくにつれて“弱体化”しているのではないのかと…。


現代人類の初めての疫病と言われている“ペスト”。きっとこのペスト菌は、人間が霊長類時代から存在していたと、僕は考えています。
猿人や原人、旧人類や新人類時代の人間には、動物的免疫力が、かなり強くあった。かつての人類からしたら、ペスト菌なんてものは有毒なものではなかったのでしょう。
それからも人間は、進化を繰り返してきた。そして古代文明の頃になると、進化を繰り返してきた人間の肉体には弱体化が進んでおり、かつての人間ならばなんの影響も受けなかったものが、体に悪影響になるものになってきてしまったのではと…。

一方、そういった疫病は、人間が生きていくためには、必要だったものなのかもしれないとも考えています。
いわば、疫病の元になるものを多く含んでいる地球環境に馴染むためには、感染して免疫力をつけていかなければ、生き抜くことは不可能だったのではないかと、そうとも考えています。


おそらくですが、人間はある時間から、急激に進化の速度を早めたからだと思っています。

人間という生物の本能の何かが、メカニズムを変えて、急激な進化を遂げたのか?…。

はたまた、

人間以外の、いろんな意味での“外部の存在”にメカニズムをいじくられ、人間は急激な進化を遂げることになったのか?…。

どちらもただの空想ですが、どちらかの出来事が人間に起きたとしたならば、人間はある時間から“急激な進化”をしてしまったのではないのかと、そう思うのです。

もし、そのどちらかが真実としたならば、その“急激な”てところが重要な点になります。

動物の進化というものは本来、とてつもなく長い時間をかけて、ゆっくりと進化してゆくものだと思います。
その生物の体の大小によりきりでしょうが、進化というものは、“環境に合わせて”“環境に馴染みながら”ゆっくりと進行してゆくものだと考えます。

しかし、“急激な進化”をしてしまったらどうなるだろうか…。
ゆっくりと“環境に合わせる時間”も“環境に馴染む時間”も奪われて進化してしまったその生物の肉体には、進化を遂げた時、どのような危機に襲われることになるのだろうか…。

そうです。地球環境です。

環境に馴染む時間を奪われてしまったのならば、馴染むことに遅れてしまった部分は、猛威となるのです。
それは大気だけにではなく、太陽光の影響も強くなることでしょう。


そのように、もし人間に“急激な進化”を遂げた時間があったのならば、その後の人間には、それまでは無害だったものが有毒になると思うのです。

そこで必要だったのが、または、免れることができなかったのが、感染だった…。
知識と理性や技術を得るようになった代わりに、人間には失われたものがあった。おそらくそこは、動物的な部分のメカニズムだと思っています。

つまり人間は、知識などを含めて“急激な進化”を遂げた代わりに、動物的な部分を失った肉体は“急激に弱体化”してしまい、その弱体化した部分が、疫病との戦いを避けられない生物にさせているのではないかと、そう思えるのです。


しかし、ここまでの空想話は、古代の疫病のことです。そしてここからが、近代現代での疫病に隠された理由への話になります。


古代から中世あたりまで流行った疫病は、弱体化した人間には免れることができない宿命の話でした。
しかし、近代から現代、そして今後にも流行るであろう疫病は、弱体化という宿命だけではなく、人間自らが生み出してしまっているウイルスが、猛威になっているということです。

それは、今後にも新たに出現するであろうウイルスはもちろんですが、今回のCOVID19(新型コロナ)、そしてSARS、MARS、さらに新型インフルエンザ、エイズ、エボラ、ノロ、なども、誕生してしまった“きっかけ”を作ったのは、人間なのだと思っています。


人間も含めた生物は、進化を繰り返してきたのが大半です。地球環境の変動、生態系の変動などで、生物は適した姿へと進化を繰り返してきました。その環境変動に追い付けずにいた生物は、残念なことに絶滅してしまいました。

それは、ウイルスや細菌も同じこと。
小さいだけに環境の変動への反応はとてつもなく早く、且つ、進化の速度もとてつもなく早いと思います。ちょっとした地球環境の変動にも敏感に反応することでしょう。極端に言えば、年間気温の平均温度が1度違うだけで、その環境に適したものへと進化を始めることでしょう。


何が言いたいのかは、もうお分かりだと思います。
近代現代の人間による地球環境破壊の手は、凄まじいものです。人間が主役と言わんばかりに、地球の全てを支配し、貪っている。
現代の人間による環境破壊の速度は、まるで、ウイルスのように早く、残酷なものです。

海洋と大気の汚染もそう。森林伐採は容赦ない。原油をドラキュラのように吸い上げる。


地球という生命体からしたら、人間はウイルスのようなものです。いいや、むしろです。


癌を患ってしまった人間は、かなり衰弱いたしますよね。最悪は、死をむかえます。
ウイルスに感染してしまった人間も、同じです。


そのような人間と同じように、地球は今、かなり衰弱している状態なのだと思います。
癌である人間ウイルスである人間による破壊行為に、地球はもう健康ではいられなくなってしまっているのだと、そう強く感じています。


今回の新型コロナは、そういった地球に対しての人間の猛威が、猛威となって、人間に返ってきているだけなのだと思っています。
環境破壊を容赦なく進めてきた結果、環境変動は必然的に起こり、そういった環境変動による大気の流れが、温暖化異常気象の原因にもなっており、そのような環境に合わせて進化してしまった微粒子が、ウイルスへと変異して、人間に猛威をふるっているのだと…。


自業自得なのです。


現在の、COVID-19(新型コロナ)の影響による苦しみは、地球の苦しみでもあると思ってほしいのです。

新型コロナというウイルスに破壊されつつある、現代社会の平和。その破壊に恐怖と不安を感じている方は、多いはずです。
地球も同じです。人間というウイルス人間という癌に、破壊され続けている健康に、恐怖と不安をいだいていることだろうと思います。


地球は、母なる大地とも呼ばれていますよね。当然です。地球で誕生し、地球上で生きている全生命体からしたら、生命体の生みの親である地球は、母なのですからね。

母なる地球は、人間に傷つけられながらも、人間を守ろうとしてくれていると思えます。まさに子を守ろうとする母のように…。

健康な状態の地球だったのならば、初期段階の新型コロナくらいのウイルスならば、殺せたはずだと思っています。
コロナウイルスは、普段はコウモリなどの体内に潜伏しているそうです。しかし今回は、それが猛威となって、世界中に広がってしまった。
きっと、健康な状態の地球の環境だったのならば、コロナウイルスがコウモリの体内から出てしまっても、自然の力で消滅、あるいは力を弱めることくらいはできていたのでしょう。
しかし今回は、より強力な新型となって、拡散してしまった。
僕は単純に、地球の自然の力のほうが負けてしまったのだと、そう考えています。

今回の新型コロナウイルスは、そうやって姿を現し、猛威になるほどに広まってしまいました。
もしかしたらこれまでにも、我々人間界には認識されていなかっただけで、新型のウイルスは出現していたかもしれませんよ。
新型インフルエンザからこれまでの間、目には見えないところでは、地球の自然の力、または、地球という母の力で、守ってくれていたかもしれませんよ。

しかし今回は負けてしまった…。

それだけ、地球の力が弱くなってきてしまっていると、そういうことではないでしょうか。

温暖化や異常気象が、その地球の悲鳴なのです。


だから僕は言いたいのです。


もうそろそろ、地球という母を傷つけ、追い込んでしまう行為は、終わりにしませんか?

このような内容を、こんなブログの記事で書いても、誰一人の心にも届かないものでしょう。ですが僕は伝えたい。 もうそろそろ、地球のことを心から愛しませんか?

僕のブログ全体の内容も、誰かの心に届くものではないことくらいは、充分に分かっています。

ですが僕は訴えたかった。

もうそろそろ、人間は、エデンの果実、または、禁断の果実という甘い蜜を追い求め続けてきたを、捨てる時なのではないでしょうか。

甘さを知ってしまった知性や理性が、さらなる甘さをと、さらに求め続けてきてしまった…。それが人間です。

その、エデンの果実を追い求め続けてきたおこないの経路が、地球という母の命を追い込み、人間を、地球の癌にさせていってしまった。

もうそろそろ、甘さを求める心は捨てませんか?
禁断の果実という欲望の源の実を、心から葬り去りませんか?


そのように、すべての人間が回心できないと、地獄というこれまでは空想だったはずの絵図が、目に見える形で、現実に姿を現すかもしれませんよ?


新型コロナの影響で混乱している現世界情勢の様子、これは、その地獄の影の一部かもしれませんよ?


COVID19(新型コロナ)よりも恐ろしく、もっと強力な新型ウイルスが出現したとしたら、世界はどうなってしまうか想像してみてください。

今よりも荒れます。


COVID19の影響よりも、もっと巨大な影響を与える何かが現実に出現してしまった時のことを、想像してみてください。


世界の亀裂はどこまで深くなるでしょうか?


空想だったはずの地獄絵図は、もうすぐそこにまで、忍び寄っているかもしれませんよ?