お正月休みを境に社長のことを全く考えなくなった。



年末、毎年一緒におせちを注文してもらっていた。

それぞれの実家で食べるため同じものを2個注文し、

大晦日に社長が家まで届けてくれていた。

かれこれ10年近くそうしていた。


一昨年(別れる4ヶ月前)社長から急に

私の家までおせちを届けるのが面倒だと言われた。

冗談っぽく言ってるだけかと思い結果的には届けてもらったが、

今思えばこの時から私への気持ちは冷めていたんだろう。。


そのことを覚えていたから今年は最初から私が地下鉄で取りに行くと伝えた。

結局おせちを引き取った後、私と合流して送ってもらった。

その帰りの車中、何気ない会話で社長への気持ちがドン引きした。

別に嫌いになった訳じゃないけど、もう好きになれないと思った。

いろんな期待をし過ぎていたのかな。。。

一気に冷めた瞬間だった。



もう期待しないことにしたら、今まで悩んでいたことがバカバカしく思えた。

社長の気を引きたくて自分からホテルに誘っていたことが恥ずかしく思えた。

報われない恋に時間を費やすのは勿体ない。

もっと自分を大事にしなきゃ。

やっと気づいた。



それからタイミングよく旧友から連絡が来て数年ぶりに会った。

社長のこと、母の介護のこと、いろんな話ができた。

話を聞いてもらってスッキリした。

そして「ヨガ一緒にやらない?」と誘われ体験してみた。

ヨガはとてもしっくりきて「本当に求めていたのはこれだったんだ」と気づく。

週2回のヨガは自分と向き合う時間。

母の介護のことも忘れ、無心に体を労ってあげた。


これから自分はどうしたいのか考えるようになった。

家族のために頑張るのもいいけど、もっと自分を大事にしたい。

まずは1番大変な介護をプロにお任せしようと思った。



母の介護について話します。



つづく