「子宮腺筋症」とは

子宮の筋⾁内に子宮内膜に似た組織ができることで子宮内の壁が厚くなり、

子宮全体が大きくなる良性の病気。

 

私の症状は

*出血が多くなる(貧血に伴う頭痛)

*生理痛が酷くなる(腰も痛くなる)

*膀胱が圧迫されトイレが近くなる(夜中もトイレに行っていた)

*異常な量のおりもの(水っぽいサラサラしたもの)

 

生理中は外出ができないぐらい出血量が多かった。

何かの拍子に大量出血し一瞬で生理ナプキンが満タンになる。

寝ていて冷たくて目が覚めるとシーツは真っ赤。

アウトドアで使う折り畳みのミニマットを携帯し

椅子やソファに座る時は必ず敷くようにした。

周りに迷惑をかけるから生理がぶつからないように予定を入れていた。

 

 

手術は「膣式子宮全摘術」で受けることになった。

膣から子宮を引っ張り摘出するのだ。

内視鏡とは違いお腹に傷が残らない。

回復も早そうだと思った。

 

 

入院前、しばらくできないからと最後の性行為をしたが

激痛で私は「心ここにあらず」だった。

私は社長の性欲のはけ口なのかな…。

リングを抜いてからも一切避妊なしの行為。

この頃は愛情よりも性欲が上回っていたと思う。

私も段々見返りを求めるようになっていった。

 


入院中はコロナ渦だった為、面会一切禁止。

売店に行くのも禁止。

個室だったので看護師さん以外と話すこともなかった。

手術は1時間ぐらい、全身麻酔だったので一瞬で終わった。

 

 

社長は差し入れを持ってナースステーションに届けてくれた。

退院の日は迎えに来てくれることになった。

やはり私の心の支え、大切な存在だなと思った。

 

 

つづく