サラウンド・スピーカーの調整③(フロント・ハイトSP編 その1) | 「高音質的ホームシアター」

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サラウンド・バックSP編以降、調整絡みの記事を放置してしまいました。
実はフロント・ハイトSPに関しては苦労?して設置したものの、皮肉にも自分が望んで
いたような十分な効果が得られなかった事もあって、現状、サラウンド・バックSPとフロ

ントハイトSPをソースによって排他利用しています。

むしろ、9.1chをフルに使ってサラウンド再生する事の方が圧倒的に少ない自分の使用

下において、わざわざフロント・ハイトをネタとしてアップすべきなのか?と躊躇しており

ました。
ただ、自分自身、決してフロント・ハイトSPの効果を否定している訳ではありませんし、
レイアウトの都合からサラウンド・バックSPの設置が困難であるような場合、フロント
ハイトSPは強力にその威力を発揮する事になりますので、堅苦しい事は抜きに備忘録

的に残しておく事にしました。
主観満載の内容ではありますが、これからサラウンドSPの導入を検討される方々にと

って何らかのヒントにでもしていただけたら幸いです。


ところで、ひとくちにフロント・ハイトSPと言っても、サラウンド・モードにはドルビー・プロ

ロジックⅡz(PLⅡz)とオーディシーの2種類のサラウンド・モードを選択出来るようにな

っており、また、ヤマハにおいては独自のサラウンド概念でプレゼンスSPという呼び方で

設置方法も前者とは若干異なります。
ここではサラウンド・バックSPを使用した既設の7.1chシステムにフロント・ハイトSPを

追加し、ドルビーPLⅡzモードで9.1ch再生を行うパターンとして話を進めたいと思います。
要はPLⅡz-Hightモードを使用した際に一番効果が出るようなセッティングを目指して
おりますので、オーディシーDSXによる9.1ch再生においてはこの限りではありません。
その旨、予めお断りしておきます。


さて、フロント・ハイトSPの設置ですが、サラウンド・バックSPの時と同様、天井付近
の極力高い位置に設置します。
そもそもサラウンド・バックSPを設置出来ない環境下では、フロント・ハイトSPがその
効果を代用する訳ですから、なるべく高くするのが理想かと思います。
前回の記事 を読んでいただければおわかりになるとは思いますが、私の場合、サラウ

ンド・バックSPは導入当初から天井近くの壁面に設置していました。
フロント・ハイトSPもサラウンド・バックとほぼ同じ高さになるように設置したい訳ですが、

画像のように正面上方はスクリーンを取り付けている垂れ壁がある為、壁面に設置し

ようとすると、試聴ポイントからはSPが隠れ見えなくなってしまいます。
スクリーンを下げた時にSPから出た音が邪魔されず、且つサラウンドSPとしての効果

が十分に発揮される位置となると、結局、天井面に取り付けるしか選択肢がありません

でした。