前回の記事の続きです。
BATPUREをテレビ専用SPに取り付けた状態で角度をいろいろと変えながら試聴を
繰り返し、場所としては特に問題が無い事がわかってきましたので、配線周り
をキレイにまとめてみました。
BATPUREの振り角に関しては、結局、既設のフロントハイトSPとほぼ同じような
感じになりました。
(フロントハイトSPの設置に関しては追ってアップ致します)
効果については前回書きました通り、ステージングがリアルに変化します。
特に顕著なのが、音楽CDソースを2CHステレオで再生した場合です。
私のシアター環境はセンターSPからソファまでの距離が約3m、メインSP同士の
距離が約2.5mですが、この環境下でAVR-A100のSTEREOモードを使って2CH再生
した場合、定位はそこそこよいものの、奥行感、立体感は希薄な感じでした。
例えばヴォーカルの音像はというと、大体フロントSPとの同一面上に現れるような
感じで、SP2本だけを使って前後の空間を表現する事はかなり厳しい印象です。
ところが、BATPUREを繋げた途端、音が激変、状況は一変しました。
ちょっと表現が極端かもしれませんが、ヴォーカルの音像が自分の1.5m手前くらい
まで迫ってくるような、そんな雰囲気です。
それもただ音が前に張り出している訳ではなく、立体的な空間が自分の目の前に
フワッを現れたような感じです。
楽器のセパレーションもより明確になり、音場がリアルです。
特にライブ音源等では会場の空気感までもが生々しく伝わってくるような感じになり、
これで更にサブ・ウーハーを追加して(鳴らして)やれば、正真正銘の3D再生になる
でしょう。
言葉で上手くお伝え出来ないのがもどかしいですが、費用対効果はかなり大きい
ですので、是非皆さんもチャレンジしてみてください。