●編者注:最近この分野の新論文やニュースが目覚ましい、流行りの言葉で言えば”メタマテリアルを彷彿とさせる。

 過去にリンダ・ハウ所有(その後TTSAに売却)の自称メタマテリアル(ビスマス・マグネシウム合金)が登場し、ロズウェル墜落UFO由来のデブリと言う触れ込みであった。
 
 
 彼女は地球上では製造できない合金だと主張していたが、それは鉛の生成法であるクロール・ベタートン法から生成する言わばスラグ(産業屑)だろうと言われている。
また、静電場に於いて50万Vの高電圧を印加して電磁波を当てるとこの合金が浮揚するという実験を研究所で行ったという事であった。
そんなにそれが画期的な現象と思うならば、学会で発表するなり、査読付きの論文で検証すればよい。何故しないのか?
科学音痴のUFO研究家を相手にしていても仕方ない。
検証できる数値データーが提示できなければ意味が無いのだ。
 
*50万Vというとびっくりするだろうが、これは交流電圧ではなく、超強力なスタンガン程度と考えればいい。
視覚的にBi-Mg合金が浮揚するから(本当に浮遊するかは不明、検証できていない)UFOの飛行と同じでこれはUFOのデブリだという希望的な論拠である。
ハチソン効果と同様人騒がせな異種研究家のアピールは、本人が騙されたのか陰謀にハメられたのか知らないが、まともな研究を妨害する。
 
 しかし、静電場をわざわざ作り高電圧をかけるという特殊な条件下で、周波数が不明な電磁波を照射しても意味が無い。
たかが小さなビスマス合金を動かすには舞台が大袈裟で既に時代遅れであり、とても1000年先のテクノロジーを有する地球外生命体の発想ではないだろう。
物理学で言うメタマテリアルは負の屈折率を持つ人工物であり、既にスーパーレンズや光通信で開発・実証されており、テラヘルツが使われている。)
 
 時代はまもなくこの手の常温常圧超伝導で地球上にある在来材料を使用して一見反重力に見えるテクノロジーを取得するだろう。
浮揚するだけでは圧倒的な加速度Gを出すUAPにはまだまだ到底及ばないが、これがUAPの飛行原理になるのかまだ判らないが、これからの開発はいい方向だと思う。
因みにリンダ・ハウのBi-Mg合金のBiビスマスは反磁性の代表的な鉱物であり、強い磁場は簡単に合金を浮揚させる事ができ、わざわざ電磁波を当てる必要はない。
 

 

 

 
 
 

TEXALより転載記事:

常温常圧超伝導体「LK-99」の再現に中国の研究機関が成功と報告!夢の物質がついに実現か?

masapoco

投稿日:

サイエンス

先日、韓国の研究者らが発表した、夢の常温常圧超伝導体の再現に成功したとの報告は、過去に類似の報告が数多くもたらされてはきたものの、再現性がなく、実際に超伝導状態が確認出来なかったことから、少しの期待と多くの懐疑のまなざしと共に迎えられた。だが、もしかしたら我々は、世紀の大発明とも呼べるこの夢の物質の誕生に立ち会ったのかもしれない

LK-99」と名付けられたこの化合物は、研究者らによると常温・常圧の状態で超伝導の特性を示す「常温常圧超伝導体」であるとして、先週プレプリントサーバーarXivに発表された。科学会ではこの報告の正当性を確かめるために、研究が進められているが、2つの研究機関から予備的な試験の結果として、実際に発見者らが主張したような超伝導特性が認められたとの報告がもたらされているのだ。

 

超伝導体とは、平たく言えば電気を損失なく伝導させることができる化合物の事を指す。従来の超伝導体は、氷点下を遙かに下回る超低温や、室内環境での再現が難しい超高圧下でしか超伝導特性を示さない物だった。特別な条件下ではなく、我々が普段過ごしているような常温・常圧付近で超伝導特性を示す物質の発見は人類の長年の夢であった。電力損失のない送電網や、量子コンピュータ、核融合炉、リニアモーターカーなど、影響を与える範囲は計り知れない。まさに世界が根本から変わる程のインパクトを秘めている。

そして、その偉業がまさに達成されたかもしれない。すでに2つの研究チームが、予備テストではあるが、超伝導の主張を確認しているのだ。アメリカのローレンス・バークレー国立研究所の研究者Sinéad Griffin氏は、元の論文を熟読し、エネルギー省のスーパーコンピューティング能力を活用してLK-99のシミュレーションを行った。この複雑かつ単純な化合物は、鉱物であるラナルカイト(Pb₂SO₅)とリン化銅(Cu₃P)を組み合わせ、4日間、多段階、少量バッチ、固体合成プロセスで焼き上げたものである。

シミュレーションの結果、Griffin氏はarXivにプレプリントの形で解析レターを発表し、その中で、得られた物質が、電子が何の抵抗も受けずに通り抜ける超伝導経路を示すはずであることを確認した。興味深いことに、この超伝導経路は、化合物の非常に特定の領域、すなわち結晶格子の最もエネルギーの高い領域にしか形成されないことに彼女は気づいた。

物理学では、系は可能な限り低いエネルギー状態で安定を保つ傾向があるとされているため、「シェイク&ベイク」製造の各試みで生成される超伝導物質の量は比較的少ないことになる。そこで期待されるのは、製造プロセスをさらに改良することで、超伝導体そのものを製造するために必要な、より大量の超伝導体を得ることである。

 

更に、中国の華中科技大学の研究者が超伝導体の製造プロセスの再現に成功したと主張し、その証拠としてX(旧Twitter)に動画を投稿した。

上の動画は、マイスナー効果がこの材料の超伝導能力を証明する決定的な証拠であることを紹介している。マイスナー効果とは、超伝導プロセスによって磁場が放出されることを指す。ビデオで浮遊材料を紹介しているのはこのためで、LK-99のマイスナー誘導磁場と相互作用しているのだ。

これらの結果を受けて、市場では既にLK-99の成功に反応を示す動きも出てきている。アメリカの送電網インフラ大手のAmerican Superconductor Corporationの株価は急騰しており、前日比60%を超えて更に上がっている状況だ。

 

a0d5720ca73e7440da23335d79007b88 (Source: Reuters)

今回の再試験の結果で部分的な超伝導性を確認出来たことに関しては、高純度化するために更なる改良が必要と研究者らは考えており、徐々にその正当性が確認される方向に結論が傾きつつあるようだ。

 

 

 

 

 

@KzUFO現象調査会