By．Henry Holloway
更新日 2022年6月27日
ロシア軍のパイロットが空で奇妙な光に遭遇し、兵士が人間の飛行機とは違う動きをする物体を目撃していたことが、秘密文書で明らかになった。
新たに発見された冷戦時代のファイルから、空で奇妙な物体に遭遇していたのはアメリカだけでなく、ソビエト連邦でも同じ現象が見られていたことが明らかになった。
ビームを発射する円盤型のスケッチを示すKGBの文書
UFOに遭遇した兵士や飛行士たちの証言集
UFOのファイルは、冷戦の末期にKGBが元宇宙飛行士に公開したものである。
KGBの文書には、ロシアの兵士、飛行士、パイロットが、不気味な形、巨大な物体、きらめく光、謎の閃光を観察したという数多くの報告が記載されている。
最も印象的な報告には、地上に向かって「光線」を発射する変幻自在の物体を報告したロシアの大佐が含まれている。
また、謎の物体に困惑したMiG-21のパイロットや、既知の人間の機械のように動かない物体を見たという目撃者もいる。
Sun Onlineは、ロシアがワシントンDCで話題になっているUFOの議論に参加することで、これらの文書を明らかにすることができます。
NASAに対するモスクワの回答、ロスコスモスの責任者ドミトリー・ロゴジンは、ロシアのパイロットも謎の機体に遭遇したことを認め、モスクワはUFOを調査していると述べた。
そして、UFOに関するKGBのファイルは、ソビエトの最初の宇宙飛行士の一人であり、宇宙に飛んだ最初のウクライナ人であるパベル・ポポーヴィチ少将に最初に送られた後に明らかにされた。
この文書は、UFOを調査し、より真剣な議論と透明性を目指すキャンペーングループであるUAPメディアUKによって、サン・オンラインに提供されたものである。
UAP Media UKのGraeme Rendall氏は、UFOの話題や航空に関する本を執筆している研究者であり、The Sun Onlineにこう語っている。「これらの翻訳されたレポートは、UFOに対してきちんとした答えを提供しないかもしれませんが、奇妙な物体と光が単にアメリカ中心の現象であるという、しばしば繰り返される提案に対抗するものを提供するのです。」
「不思議な物体は、不都合な真実を隠すことで知られる政権が運営する国でさえ、世界中のいたるところで目撃されてきた。そして、UFOもその一つであることが分かったのだ。
ポポビッチ少将は、最初の20人の宇宙飛行士の1人であり、宇宙で最初の人間となったユーリ・ガガーリンにわずかに及ばなかったが、その栄誉を手にした。
ポポビッチ氏は、1962年8月に4日間宇宙飛行を行った宇宙船ボストーク4号を指揮し、ソビエトの次世代の宇宙飛行士を育成することになった。
彼の妻マリーナ・ポポビッチ大佐もまた、熱心なUFOハンターであり、「マダム・ミグ」と呼ばれる伝説的な超音速テストパイロットであった。
彼女はこのテーマで本を書き、情報公開のキャンペーンを行い、モスクワが少なくとも5つのUFOの破片を所有していると主張した。
「マダム・ミグ」は生前、UFOをめぐってアメリカ政府に働きかけることを計画していた。
ソビエトは明らかに、この現象に対する答えを探し求めていたのだ。
1991年10月24日にパベルに初めて公開された後、「ブルーフォルダー」として知られる100ページ以上の文書が、最終的に西側で表面化した。
この文書は、ソビエト連邦が完全に崩壊するわずか63日前に、彼のもとに公開された。
少将はKGBから文書を送られ、彼らは「いわゆる未確認飛行物体」を「組織的に」調査することはなかったが、我々の情報源から情報を受け取ったと言ったのである。
そこで、最終的に崩壊するまでのKGBの最終議長であったヴァディム・バカティンの代理人が、彼にファイルを送ったのです。
印象的な報告には、1989年10月21日に30分間「赤く輝く」物体が現れたというマガダン州ブルクハラの目撃者の証言がある。
目撃者の一人はバイコヌール宇宙センターで働いていたと言われ、その物体は時速600kmで移動していたと推定している。
RUSSIA - AUGUST 17: テスト中の空間服を着たロシアの宇宙飛行士 Pavel Popovich、1962年8月17日、ロシアで。(Photo by Keystone-France/Gamma-Rapho via Getty Images)Credit: Getty
B92271 宇宙飛行士パヴェル・ポポヴィッチの妻でテストパイロットのマリーナ・ポポヴィッチCredit: Alamy
"彼は、彼が知っている飛行装置の中で、このような動きをすることができるものはないと発言した "と文書には書かれている。
その物体は「葉巻か魚のような」形をしており、9つの光に囲まれていたと説明されている。
そして、その形状は、その地域の2つの別々の地点から、2つのグループの目撃者によって観察されたと伝えられている。
また、コノフ中佐と名乗るパイロットからの報告では、1989年9月9日にMiG-21のパイロットが物体に遭遇したことが記されている。
「我々は、点滅する光の小さな集積を観察し、それは自動車列車の信号灯のように見えた "と将校は言った。
彼は、パイロットの一人が、ヴォルゴグラード近くの3回の飛行の間に2回それを観察したとき、その物体を「興味深いトラック」と表現したと言った。
チーフパイロットのセルゲイ・ペトロヴィッチ・サチコフも同じ遭遇について説明し、「2つの紫色に輝く赤い光」を見たと述べ、アレクサンダー・アレクセイヴィッチ・セリューチン中尉は、空にぶら下がっている「赤い脈動点」を見たと述べている。
そして、最も印象的な証言の1つは、ヴァレリー・ヴォロシン中尉が1989年7月28日に「上に半球がある円盤」のような形をした物体を2人で観察したと述べていることです。
ソ連の司令官は、迎撃のために戦闘機をスクランブルしたのですが、パイロットはUFOに十分に近づくことができませんでした。
彼は、点滅する物体が地上を低空飛行し、地上に向かって「ビーム」を発射しているように見え、特に「ロケット兵器の備蓄」に興味を持ったと説明しました。
ヴォロシンは、彼の機長が「空飛ぶ円盤」の知らせを送ったと主張し、紛れもない円盤の形を示す物体のスケッチも提供した。
「その物体の動きは不規則で、時には横や縦に急速に動いた」と彼は言った。
他の証言には、「どんな航空機よりも大きく、高速で飛行するロケットに似た物体」を見たという目撃者や、モスクワを飛行中の民間航空会社のパイロットが「輝く物体」に遭遇したというものがある。
また、あるハンターは、「投光照明ビーム」を持つUFOを発見し、彼のボートのモーターが始動できなくなったと主張している。一方、航空管制と飛行機との間のやりとりは、「ロゼンジ」のような形の機体との遭遇を説明するファイルに含まれている。
レンダル氏はThe Sun Onlineに語った: 「1980年代のUFO目撃に関するこれらのKGBのレポートの正確さと真実性は、100％検証可能ではないかもしれませんが、それらは、冷戦の暗い秘密に蓋をする情報の宝庫を構成しています。
「軍関係者、アエロフロートの乗務員、そして一般のロシア市民もUFOを目撃している。多くの場合、オリジナルのキリル文字と記述、そして見た物の図面やスケッチが含まれている。」
「アルファベットの違いを無視すれば、1950年代と1960年代のアメリカ空軍のプロジェクト・ブルーブックUFO調査プログラムの文書に見られる報告書に酷似しているのです。」
"ソビエトは明らかにこの現象に対する答えを捜し求めていた。"
この話題は、フリンジ陰謀論から国家安全保障の議論に完全に踏み込んだものである。
ワシントンDCは、説明のつかない遭遇-現在ではより一般的に未確認航空現象（UAP）と呼ばれている-についての話題で沸き返っている。
そして、この議論はモスクワにも及んでいるようだ。
ウラジーミル・プーチン大統領の宇宙開発責任者ロゴジンは、ロシア国営テレビで、宇宙人の存在を信じ、地球外文明は人類より進んでいる可能性があると述べた。
ロシアでUFOに遭遇したとされるMiG-21のパイロットCredit: AP:Associated Press
彼はモスクワがUFOについて「事実を収集している」ことを確認し、NASAと連絡を取っているとさえ主張した。
アメリカの議員たちは先月、情報機関の責任者たちにUFOとの遭遇について質問し、彼らは昨年、400件の目撃情報と11件のニアミスを調査したことを告白した。
この種の公聴会は20年ぶりであった。
情報部のボスは、これらの物体を追跡することがいかに難しいかを説明しようとし、議員たちに2つのビデオを見せた。
そして、宇宙人については言及しなかったが、彼らが記録している400件の遭遇のうち、本当に説明のつかないものがあることを認めた。
これは、米海軍が不可解な物体に遭遇したことを示す3本のビデオの流出を受けて、2021年に国防総省が出した画期的な報告書の後に行われたものです。
UFOは今、元情報当局者、元軍人、議員、NASA、さらにはバラク・オバマ元大統領やビル・クリントン元大統領によって議論されている。
NASAはUFOを研究する独自の計画を明らかにしたが、宇宙人と明確に結びつけてはいないことを明言した。
この現象が実際に何であるかは不明だが、空には説明のつかない何かがあるようだ。
●Russia’s secret UFO files reveal fighter jet was buzzed by strange lights & 600mph craft moving like ‘no human aircraft’
- Henry Holloway
RUSSIAN pilots encountered strange lights in the sky and soldiers witnessed objects moving in ways like no human aircraft, secret documents reveal.
Newly uncovered Cold War-era files reveal that it was not just the US who was experiencing encounters with strange objects in the sky - but the same phenomena was being seen in the Soviet Union
KGB documents show scores of reports by Russian soldiers, airmen and pilots as they observed eerie shapes, huge objects, glimmering lights and mysterious flashes.
Some of the most striking reports include a Russian colonel who reported a shape-shifting object which fired a "beam of light" towards the ground.
Others include a MiG-21 pilot who was baffled by a mysterious object, and a witness who saw an object that did not move like any known human machine.
The Sun Online can reveal these documents as Russia waded into the UFO debate - which has become a hot topic in Washington DC.
Dmitry Rogozin, the chief of Roscosmos - Moscow's answer to NASA, confirmed Russian pilots have also encountered mysterious craft and said Moscow is investigating UFOs.
And the KGB files on UFOs have been uncovered after they were first sent to Major General Pavel Popovich , one of the first Soviet cosmonauts and the first Ukrainian to fly into space.
The documents were provided to The Sun Online by UAP Media UK, a campaign group dedicated to investigating and working towards a more serious discussion & transparency about UFOs.
Graeme Rendall, from UAP Media UK, a researcher who has written books on the UFO topic and aviation, told The Sun Online: "These translated reports may not provide a nice, neat answer to UFOs but they do provide a counter to the often-repeated suggestion that strange objects and lights were simply an American-centric phenomenon.
"Mysterious craft have been seen everywhere around the world, even in a country run by a regime known for hiding inconvenient truths – and we now know that UFOs were another one of them."
Major General Popovich was one of the first 20 cosmonauts - and only just lost out to Yuri Gagarin for the honour of becoming the first man in space.
Popovich commanded spaceship Vostok 4 which flew into space for four days in August 1962 - and went on to train the Soviet's next generation of space men.
And his wife Colonel Marina Popovich, was also an avid UFO hunter as well as being a legendary supersonic test pilot known as "Madame MiG".
She wrote a book on the topic, campaigned for disclosure, and claimed Moscow was in possession of at least five fragments of UFOs.
Both of them called for more disclosure on the subject until their deaths in 2009 for Pavel and 2017 for Marina - with "Madame MiG" planning to lobby the US government over UFOs before her death.
The Soviets were clearly searching for answers to the phenomenon
Graeme RendallUAP Media UK
After first being released to Pavel on October, 24, 1991, the more than 100-pages of documents known as "The Blue Folder" eventually surfaced in the West.
The documents were released to him just 63 days before the total collapse of the Soviet Union.
The Major General was sent the documents by the KGB who said while they did not "systematically" investigate "so-called unidentified flying objects" - they did receive information from our sources.
So the representative for Vadim Bakatin - who was the final chairman of the KGB until its eventual disintegration - sent him the files.
Striking reports include the accounts of witnesses in Burkhala, Magadan, who saw a "red shining" object appear for 30 minutes on October 21, 1989.
One of the witnesses, who is said to have worked at the Baikonur cosmodrome space centre, estimated the object was moving at around 600mph.
"[He] remarked that no one of the flying apparatuses known to him could perform such movements," the document reads.
The object was described as being shaped "like a cigar or a fish" and was surrounded by nine lights.
And the shape was reportedly observed by two groups of eyewitnesses from two separate points in the area.
Another reported from a pilot named as Lieutenant-Colonel Konov described MiG-21 pilots encounting an object on September 9, 1989.
"We observed a small accumulation of flashing lights, looking like the signal lights of car trains," the officer said.
He said the one of pilots described the object as an "interesting truck" as they observed the it twice across three flights near Volgograd.
Chief pilot Sergei Petrovich Sachkov also described the same encounter, describing seeing "two violet red shining lights" while Lieutenant Aleksander Alekseyevich Selyutin described a "red pulsating point" hanging in the sky.
And in one of the most striking accounts, Lieutenant Valerii Voloshin described observing an object for two which was shaped like a "disk with a half sphere on top" on July 28, 1989.
Soviet commanders scrambled a fighter jet to intercept - but the pilot could not get close enough to the UFO.
He described witnessing the flashing object flying low over the ground and appear to fire out a "beam" towards the ground taking particular interest in "rocket weapon stockpiles".
Voloshin claimed his captain had sent word of a "flying saucer" - and even provided a sketch of the object showing an unmistakable disc shape.
"The movements of the object were somehow irregular, at times it moved rapidly sideways or vertically," he said.
Other accounts include a witness who described seeing "an object was bigger than any aircraft and resembling a fast flying rocket" and commercial airline pilots encountering "shining objects" while flying out of Moscow.
And a hunter claims to have spotted a UFO with a "floodlight beam" which left the motor on his boat unable to start, while an exchange between air traffic control and a plane is included in the files described an encounter with a craft shaped like a "lozenge".
Mr Rendall told The Sun Online: "Whilst the accuracy and truthfulness of these KGB reports of UFO sightings in the 1980s may never be 100% verifiable, they constitute a treasure trove of information that lifts the lid on an otherwise dark secret of the Cold War.
"Military personnel, Aeroflot crews and ordinary Russian citizens saw UFOs too. In many cases, the original Cyrillic letters and statements are included, complete with drawings and sketches of the objects seen.
"Ignoring the difference in written alphabets, they closely resemble the reports found in the old USAF Project Blue Book UFO investigation program documents from the 1950s and 1960s.
"The Soviets were clearly searching for answers to the phenomenon."
It comes as the topic has stepped from fringe conspiracy theories into a full on national security discussion.
Washington DC has been abuzz with talk about the unexplained encounters - now more commonly called Unidentified Aerial Phenomena (UAP).
And it appears the discussion has now hit Moscow.
Vladimir Putin's space chief Rogozin told Russian state TV that he believes in the existence of alien life - and said extraterrestrial civilisations could be more advanced than humans.
He confirmed Moscow is "collecting facts" on UFOs - and even claimed to have liaised with NASA.
US lawmakers last month grilled intelligence chiefs about the encounters as they confessed over the last year they have probed 400 sightings and 11 near misses.
It was the first hearing of its kind in 20 years.
The intelligence bosses attempted to explain how difficult it is to track these objects, and showed congressmen two videos.
And while they did not mention aliens, they did admit there are some of the 400 encounters they have on their books which are truly unexplained.
It came off the back of a landmark Pentagon report in 2021 following the leaking of three videos showing US Navy encounters with unexplained objects.
UFOs are now being discussed by former intelligence officials, former servicemen, lawmakers, NASA, and even former president Barack Obama and Bill Clinton.
NASA have even revealed their own plan to study UFOs - but remained clear they were not explicitly connecting it to aliens.
While it's unclear what the phenomena actually is, it appears there is something in the skies which cannot be explained.
＠Kz．UFO現象調査会