Dr.Erol A.Farukの土壌分析に行く前に、かつて”UFOと宇宙”誌17号にUFO研究家アン・スレイトの寄稿があるので掲載しておきます。

これはアン・スレイトが著名な透視能力者ピーター・フルコスにインタビューしたものですが、その中にデルフォス事件についての記述があります。興味深い内容になっていますので一読の価値はあると思います。

 アン・スレートは1975年4月にカリフォルニアの彼の自宅を訪れています。

 

*透視能力者の巨人ピーター・フルコスについては今更紹介しませんので、ご存じない方はネット検索してみて下さい。

 

Peter Hurkos 

 

 

 

 

 

< 事件1>1971年11月2日、米キャンザス州デルフォス付近で発生したUFO着陸事件

 

その夜7時頃、デューレル・ジョンソン夫妻は自宅(農家)の台所で夕食の準備をしていた。看護婦である夫人は夕食の仕度ができたことを知らせようとして、裏のドアーから16歳になる息子のロナルドを呼んだ。雑用がほとんど終わったので、すぐ中へ入るとロナルドが答えた。両親はちょっと待ってから、先に食事を始めた。

▲事件1の実験材料。現場から採取した。

もし夫妻がそのとき裏庭を見たとすれば、立ちすくんでいる息子の姿を見たことだろう。彼は羊囲いの近くの地上60センチメートルの高さで輝く物体が浮かんでいるのを目撃していたのである。青、赤、オレンジなどのきらめく色光が、ドームのついた高さ3メートルの物体の表面に輝いている。それらの色光は激烈なもので、少年とUFO間の地面は白昼光のように照らされていた。

ロナルドと犬はその場に立ちすくんで動けないらしく、まるで物体が何かの麻痺力を放射しているかのようだ。怪しい者が来ると家族に知らせるように訓練されている犬は奇妙にも沈黙している。5分間、不思議な物体は地上の空間に静止したまま震えるように光っていた。そして古い洗濯機の震動音に似た音を放っていた。

突然、UFOの底部が光って上昇し家畜小屋の上空でコースを曲げて空中へ飛んで行ったが、スピードを増すにつれて音は加速するジェット機のような高音に変化した。このとき少年は自分が一時的に盲目状態になったのに気づいた。数秒後に視力が快復したので、家の中へ走り込んで両親に事件のことを話した。両親が少年と共に外へ出てみると、強烈な光体が遠い空中を急速に飛んでいるのが見えた。しかもロナルドの話を裏づける有力な証拠が残っていたのである。

暗い地面に不気味な光る輪が輝いているのだ。この輪の径は約2.5メートルある。近くの樹木(複数)の低い部分も、まるで夜光塗料を塗ったように輝いている。ジョンソン夫人がしゃがみ込んで、輪を形成している灰白色の物質に手を触れると、とたんに揖がしびれてしまった。この状態は局部麻酔に似ていて、2週間も続き、病院の患者の脈をとることができなかった。

恐れおののいた家族は奇妙な幽霊のような輪を見つめていたが、特に父親はその輪が巨大なオープンで焼かれたかのように乾いていたために考え込んでいた。一方、その周囲の地面は前日の雨でまだ濡れて、ぬかるみのままである。火ぶくれのような輪に水をかけると、ガラスに液体をかけたようにはじかれた。放射能はその場所で検出されていない。

物的証拠を伴うUFO事件を専門に扱っているUFOの研究家であるミズーリ州のテッド・フィリップスが、その輪の所の土と付近の普通の土を採取した。研究所で輪の土の中に入れた種子は発芽しなかったが、普通の土では健康な植物がわずか12日で生長した。

更に輪の土を特殊な分析にかけるとマイクロウェーブが(たぶんUFOの推進法と関係があるのだろう)物理的な結果を生ぜしめたことを示した。オープンと同様に、あとへ熱の痕跡を残さないで土を焼いているのである。これと同じプロセスによって土の中の家畜の小便が蒸発し、有毒物質たる白燐が生じたのである。自燐も短期間夜光塗料のように光っていた。

普通の植物の生長を妨げた物体の真下の地面に、過度の金属塩や他の物質を生じさせた原因としてマイクロウェーブも考えられる。この同じエネルギーが少年の脳にも作用して一時的な盲目状態をひき起こしたのであろう。

 

<リーディング(透視)>

 

ピーター・フルコスは"0"と記された封のされた封筒を選んだ。これには輪の位置から取った4オンスの土が入れてある。彼の指は封筒の端の上を少しさまよった。そして語った。

「これは野外の土に関係がある。ぬかるみではない。沼地ではないが、ときどきその地面に水分がある。損傷を受けた物がある。着陸によって損傷を受けたものだ。これはニセモノではなく本物だ!その物体に問題があった。何か悪い事がー。推力にトラブルがあった。それがエネルギーを出したのだ。彼らは好奇心で来たのではなく、推進機関を修理するためだ。

人間は外へ降り立たなかった。彼らはその飛ぶ物体の内部で働いた。地面に「は輪が残ったが、足跡やその他の物はない。輪があるだけだ。-それは飛行機のように離陸したのではなく、垂直に上昇した。

平たい谷間とジープで作られた小さな道、それに農家が見える。輪はその家から遠くはない。飛ぷ物体が修理をしていたときは、地面に雪はなく、ぬかるみだった」

 

* その8.に続く・・・・・・・

 

 

 

 

Kz.UFO現象調査会