* テッド・フィリップス(Ted Phillips)から受領したデルフォス事件現場の土壌サンプルは、Frontier Analysis,LTDのBudinger女史によって分析されている。

彼女の生のデーターは会誌等には掲示されていないので、今後の有識者の為に掲載しておきます。

 

 

赤外分光法による土壌分析:横軸に波数、縦軸に透過率をプロットしたグラフ(IRスペクトル)で、官能基のピークはほぼ一定の波数域に検出されることから、このピークを解析することで、化合物の部分的な構造を推定する事が可能である。

得られるIRスペクトルは物質に固有な情報で、データーベースに記録された標準試料のスペクトルと、測定したスペクトルとの照合で未知試料を同定する。

*赤外分光光度計には分散型とフーリエ変換型(FTIR)があり、現在はフーリエ変換型が主流である。

Fig.1~Fig.20迄あります。

 

 

Fig-1: a)D-3リング土壌  b)対照土壌A-9  c)両者の相違比較のグラフ

★とか✖のマークについての記述があり、例えばa)であれば、✖はsilicates(ケイ酸塩)、quartz(石英)、★はFig1c)参照にて、可能性としてOxalic aAcid Salt(シュウ酸塩)プラス他のCarboxylic Acid(カルボン酸)官能基。

*官能基(Functional Group 有機化合物を特性づける原子団)

c)カンサス州デルフォスのD-3リング・サンプルとA-9対照(control)サンプルの引き算の結果は、ssoil11bhとする。

oは他のカルボン酸グループ、★は水和シュウ酸塩

 

 

 

 


Fig-2:土壌粒子の赤外分光:a)D-3リング淡褐色; b)D-3リング黒色; c)D-3リング 明褐色の円筒

a) ★ Calciam Oxalate(シュウ酸カルシウム)、✖Quartz(石英)、o Carbonate and/or Humic Substance(炭酸塩プラスあるいは腐食質の物質)

b) Insect Droppings (昆虫糞)、✖Residual Quartz(残留石英)

c)★ Possible Calcium Oxalate(多分シュウ酸カルシウム)

 

 

 

 

Fig-3:土壌粒子の赤外分光:a) D-3リングBrown Fibrous Material(茶色・褐色の繊維質の原料);b)D-3リング白色;D-3リング黄褐色

D-3:リング・サンプル,表面から1/2インチ(14.0g)

 

 

 

Fig-4:土壌粒子の赤外分光:a)D-3リングWhite Stratum(白い層) ;b)D-3リング Colourless Fiber(無色の繊維);c)リング Brown Stratum(茶色・褐色の層)

c)Cellloidal Material(Plant Origin-Probably Wood Fragment):セルロイドの材料(植物起源-多分、木片)

 

 

 

 

Fig-5.:土壌微粒子の赤外分光:D-3リング 艶無しの黒色;b)D-3リング 白色 c)D-3リング 見事な白色

b)、c) Calcium Carbonate(炭酸カルシウム)

 

 

 

 

Fig-6:土壌微粒子の赤外分光: a)D-3リング白っぽい; b)A-2リング 白い層; c)A-2リング黒色 

D-3:リング・サンプル,表面から1/2インチ(14.0g)

 

 

 

 

 

Fig-7:土壌微粒子の赤外分光:a)A-2リング灰色がかった白色; b)A-2リング白色; c)リング 薄い茶色

)グラフ中のb表示:Secondary Amide(Peptide Lincageト-Insect Exoskeleton Suspected):2級アミド(ペプチド結合-疑われる昆虫の外骨格)

 

 

 

 

Fig-8:土壌微粒子の赤外分光:a)A-2リング 灰色がかった白色; b)A-2リング 白色; c)A-2リング白色

A-2:リング・サンプル,表面から1/2インチ(15.1g)

 

 

 

 

Fig-9:土壌微粒子赤外分光 : a)C-3リング白い繊維状; b)C-3リング 白色; c)C-3リング 小さいさやの中の茶色の材料

 

C-3:リング・サンプル,表面から1/2インチ(15.9g)

 

 

 

Fig-10:土壌微粒子の赤外分光: a)C-3リング 黒色; b)C-3リング 淡い褐色; c)C-3リング 白い繊維状(グラフでは白のみで茶色は無い)

 

 

 

 

Fig-11:土壌微粒子の赤外分光: a)C-3 リング 虫の外骨格; b)C-3リング オレンジ; c)C-3リング 黒鞘病(Black Pod)

 

 

 

 

 

Fig-12:土壌微粒子の赤外分光: a)C-3リング 白い繊維状; b)C-3リング ライト・ブラウン ; c)C-3リング 球形の淡い褐色

 

 

 

 

 

Fig-13:土壌微粒子の赤外分光: a)C-3リング 白い繊維状 b)中央対照土壌に木材出現 c)中央対照土壌に虫卵出現

 

 

 

 

 

Fig-14:土壌微粒子の赤外分光: a)中央対照の細粒土壌 ; b)中央対照土壌 黒色; c)中央対照土壌 黒色

 

 

 

 

Fig-15:土壌微粒子赤外分光: a)C-8対照土壌に木材出現; b)C-8対照土壌に虫卵(Insect Egg); c)対照土壌 黒色

 

C-8:対照サンプル,表面から1/2インチ(23.7g)

 

 

 

 

Fig-16:土壌微粒子の赤外分光: a)C-8対照土壌 白色 ; b)C-8 対照土壌 白色; c)対照土壌

 

 

 

 

 

Fig-17:土壌微粒子の赤外分光: a)C-8対照土壌に木材が出現; b)C-8対照土壌 白色; c)対照土壌 琥珀色

 

 

 

 

 

 

Fig-18:土壌微粒子の赤外分光: a)C-8対照土壌 灰色(グレイ); b)A-9対照土壌 白色; c)A-9対照土壌 細粒土壌

 

 

 

 

Fig-19:土壌微粒子の赤外スペクトル: a)A-9対照土壌 無色の繊維; b)A-9対照土壌 ライト・ブラウン;c)A-9 対照土壌 黒色

赤外スペクトル:物質に固有な情報で、予めデーターベースに記録された標準試料のスペクトルと、測定したスペクトルを照合することにより未知試料を同定する。

A-9:対照サンプル,表面から1/2インチ(21.4g)

 

 

 

Fig-20:A-9 対照黒褐色土壌微粒子の赤外スペクトル

 

 

*その5.に続く・・・・・・・・・

 

 

 

Kz.UFO現象調査会