Clover Trick ~父の闘病生活の中で気付いた気持ち~

Clover Trick ~父の闘病生活の中で気付いた気持ち~

父の闘病、死を通して、自分の心の弱さやズルさと向き合わざるをえなくなった私の本音を書き綴ります。闘病生活や、そばで支える家族の気持ちにフォーカスしたブログです。今は悲しい気持ちを入れたくないなあという方はそっと閉じて下さいね。

<お知らせ>
Amazonより、初めての私の本が出版されました!
ブログではネガティブな感情にフォーカスして書いていますが、本では一般的ながん治療や副作用などについての説明と、父の闘病生活の様子を最期まで書いています。
ブログには書いていないエピソードや、最後に父の棺に入れた孫たちからの寄せ書き写真も載せています。
闘病中の人も、そうじゃない人も、大切な人とのお別れは全ての人に訪れること。
必要としている人のもとへ、父の頑張りと私の経験、正しい情報が広く届いてゆくことを心から願っています。

「父がいた世界と父がいない世界」という記事に本についての説明を書いているので、興味のある方はそちらへどうぞ。

昨日、実家を買取業者さんへ売却してきました。


手続きの為に業者さんとこへ行った帰り、最後に実家にも寄ってきました。

もう鍵もないので中に入ることはできないし、不審者のように外から見るだけでしたが、何とも言えない気持ちになりました。


段々と朽ちていく姿を見ていくよりは、生まれ変わってまた誰かの思い出の場所になってほしいと思って売却を決意しましたが、心の奥に「悔しさ」に似た感情がくすぶっているのに気づきました。


実家を守れなかった悔しさ、なんだろうなあ多分…。


でも、どう考えてもこの結論は間違いじゃなかったと自分で分かってる。

父の思い出は私と共に在る。




なのに、やっぱり考えてしまう。



誰も私を責めない。

母も、妹も、親戚も、近所の人も。


救われる思いと同時に、誰かに責められることで救われようとしている自分に気づいた。












はあーーーーー



私、めんどくさっ!!!






なかなかこの性格は直りませんねぼけー

自分を責めてなんぼやと思ってないかい??


いい加減、自分のやることに誰かを引っ張ってくるのやめなよ。

巻き込まれ事故が頻発する!


私は私の考えで動いたらいいじゃん。

そこにたとえ後ろめたさや罪悪感があったとしても、それごと自分で受け止めてあげたらいいだけ。


なんでそこに救いを(しかも外側に)求めてしまうんだろうねアセアセ

でもまたひとつ、自分のことを深く知ることができました。



今年はもっと自分を深く見てあげよう。

責めなくてもいいよって言ってあげる毎日を送ろう。

きっと父も、私が軽やかな毎日を送る未来を望んでくれているはずだから。




…え?

今頃、今年の抱負?びっくり