言わずもがな
トム・クルーズの新作
アウトロー
JACK REACHER
を観て来ました。
メガフォンを取るのは、
「ユージュアル・サスペクツ」で知られる
ブライアン・シンガー監督の盟友で
脚本家出身のクリストファー・マッカリー監督
なんでも次期「Mission:Impossible 5 」の監督にも内定しているみたいです。
元陸軍の秘密捜査官ジャック・リーチャーが
白昼ピッツバーグの街中で5人の犠牲者が出た無差別射殺事件の謎に挑むハードボイルド作品。
そうなんです。この作品は、アクションもある基本サスペンス映画なのです。
これを正しく宣伝しないのは、日本の配給会社の策略と云う訳です。
ヒロインはロザムンド・パイク「タイタンの逆襲」が記憶に新しいです。
実年齢34歳の落ち着きのある女優さんをヒロインに据えたのも意味があると思います。
そして名優ロバート・デュヴァルの立ち位置なんかもう西部劇そのものです。
つまりこれは、トムの近年のアクション大作とは確実に一線を画する作品。
巷の評価は、案の定...
地味
フツー
古~
やっちゃった
凡作...のオンパレード
しかし、それこそがトム・クルーズの思う壷ではないかと思うのです。
トム・クルーズさんも、もう50歳。
早々イーサン・ハントとしてスクリーンの中を走り続ける訳にはいかない...
そこで、そんなに年齢を気にしなくて良いキャラクター
ジャック・リーチャー登板!ということになるのです。
往年の活劇を意識した
ちょっと懐かしい雰囲気の作風もしかり
万人が楽しめる娯楽作として、しっかり完成しています。
そうこれは、
トム・クルーズ自らが製作も兼ねる
彼の意志が、きちんと反映されている
『ミッション・インポッシブル』ではない
新しい試みの作品ということだと理解いたしました。