5/1マオイストの集会!そしてネパールからインドへ | 女ひとり、ちびカズの地球ぐる~り…

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海外ひとり旅は初めてだったけど、地球をぐる~っと見てきました!
(2010.04.01~2011.10.13)&帰国後日記…

5/1
今日は6時からバードウォッチングに行く予定が寝坊…


9時30分チトワン発バイラワ行のバスに乗った。
いよいよネパールからインドです!
最初はとっても空いていたバスだったが、

どんどん現地の人が途中から乗ってきて

結構いっぱいでした。
日本人は私一人。


私は今日でネパールのビザが切れる。
そして今日はマオイスト達(毛沢東反政府組織)が

カトマンドゥに集結する日。
今日次第で明日からストライキが始まる。
ストが始まってしまうと陸路のボーダーは閉鎖され、
ネパール中の商店が閉まってしまうという。
その為、私はどうしても今日中にネパールを出国して

インドに入国したい。
ストが始まったら、何日間続くかわからないので

現地の人も食料など買い溜めしてるとか。

しかもその為に物価も少し上がっていると言っていた。

首相に退陣を求めるマオイストの要求が受け

入れられない場合には、2日よりマオイストは

無期限のゼネラルストライキを実施すると発表。


私が向かっている方向はカトマンドゥとは反対方向

だったので移動は心配ないと思っていたのだが、

めちゃめちゃマオイスト達が乗ったバスが同じ方向へ。
なぜ?と思っていたら途中で大きな集会所?

みたいな所があって、そこにカトマンドゥには行けない

人達が集まってきていたようだった。
そこはマオイストの旗を掲げた人や車で溢れていて
私が乗っていたバスもマオイスト達により、回り道を

強いられた。
運転手は他の道を知らないらしく、人に聞きながら

なんとかバイラワまで行ってくれた。
今日中になんとしても出国したい私としては焦った~


3時半頃にはバイラワへ着いた。
バスを降りたら、一人の少年が私の荷物を掴んで

リクシャーに無理やり持っていこうとした。
私は反抗したが、どちらにせ

よリクシャーに乗りたかったので、値段交渉も

そこそこに乗ってしまった。
まだネパール側だし、少し値切ったし、そんなに

ボッタくらないかなぁと甘くみてしまった。
しかも支払いはネパールルピーではなく、インドルピー

だというから、まだ相場もレートも調べてなかった私は

言われた金額がどのくらいかよくわからないでいた。

でもネパールルピーでは断固としてダメだと言われ、

両替なら連れて行ってやるからと言われ連れて

行かれたのは闇両替屋…

とりあえず小額だけしようと思ったら、それだけか?

と言われ、イエ~ス!というと一度は納得した
感じだったが、ATMに連れて行ってやるからもっと

両替しろとまた言い出す。
インドからのバス代などに少し不安があったので、

仕方なくATMへ。
一度来た道をUターンしATMへ連れて行ってくれた。
もちろんネパールのATMなのでネパールルピーのお金。
仕方なく、またさっきの闇両替所へ。
向かっている最中に少年が今度はATMへ行った分

の距離のお金も払えという。
でも確実に高い事はわかっていたから断固として

払わないと言い、最初に私が承諾してしまった金額

だけを払った。Rs500も払った。
Rs50でも多い位なのに…う~。でもこれは私が

悪いので仕方ない…


でも私の心の中にクソ暑い中、必死にリクシャーを

汗だくになりながら漕いでくれてる少年の背中を

見てるとまぁいいかぁとも思えてしまっていた。
インドは明日にして、これから家に泊まりにおいでよ~

とか少年らしいカワイイ面もあったし、

家族の話などもしてくれた。
彼も家族の生活を立派に支えているのだ。
インドルピーの500といったら彼らには大金だ。
たぶん、この少年にはまだ罪悪感があるっと

価格の件で、私が文句を言った時に感じた。

私が文句を言ったら、暫く彼は口を閉じたのだ。

しかも両替の後、すぐにカバンを開ける必要が

あるからカバンの鍵をロックせずにいたら、

インドは危険だから、ちゃんとしなきゃダメだよ!
とかお金は分散して持った方がいいとか忠告

までしてくれた。
その後も、ネパールのイミグレーション、
インドのイミグレーションも手続きが終わるまで

荷物を見張って待っていてくれた。

そしてバス乗り場まで送ってくれた。



インドのイミグレでもイミグレ職員に両替を

勧められた。
その両替所はイミグレのすぐ前にあったし、

レートもいいとイミグレ職員が勧めるのだからと
職員に案内されるがままに試しに行ってみたが

やっぱり闇両替だった(笑)


今日はゴーラクプルで一泊する予定でいたが

思っていたより、時間がたってしまっていたので
バラナシまで夜行バスで行ってしまう事にした。
ローカルバスRs350でエクストラバスがRs500と

言われた。
私はお金もないし、時間がかかってもいいから

ローカルでいいと言ったがチケット売りのオッサンは

エクストラを勧める。
まぁ夜行だし、少しでも安全なのがいいかぁと思い

Rs450にしてもらいエクストラに決めた。

でもそのオッサンがクセモノだった!
バスに乗ったら全然エクストラやないやん

って感じの超オンボロの全然地元人も拾っていく

バスだし、しかもバックパックのチャージマネーが

Rs208だという!
私は先にRs500払ってRs50のお釣りを貰っていなかった。
それを言ったら、その金額を差し引いた金額だというが

それもウソ。
しかもバスに乗り込んだら、エクストラ代を払えと

言う。
最初に払ったと言っても何を言っても相手も引かない。
$50払えという。
んなもん払えるかと私も必死に応戦したが、

相手も引かない。
降りる!と言ったらいったいいくら持ってるんだと

聞いてくる。
んなもん、正直に答える必要もないのでポケットに

入っていたインドルピーを少し出したら、ふんだくって

いきやがった。
お金も全く持ってないって私が散々言ったせいか、

ふんだくった分からRs300だけ返してきた。
このやり方がインドなのか…


結局、騙される方が悪いし、金を出してしまう自分が

悪い。
これからこの駆け引きをどう楽しむかがこの旅のキー

になりそう。

バスの中では日本人は私一人。
隣はチベット系ネパール人のおとなしめの男の子。
けど、もう片方にはインドの今時ぶってる男の子。
携帯の画像を見せて来たり、超うざいし、超うるさい

男の子。
あまりのしつこさにうんざりで、半分無視していたが

本当にしつこい男だった。
このまま明日の朝までかぁと思うと最悪だった。
こんなんだったらローカルバスでも一緒だったなぁと

思ってしまった。