前回為替介入のお話が出たので仕組みを説明しておいた方がよいかと思ったのでしておきます。


概要としては

自国通貨高を抑える為に

対象国通貨を外国為替市場で買う

行為ですね。


簡単に言えば『円高阻止したいので増えてるドルを買って市場からドル間引こう!』
ちゅう訳ですね。


ウチでよく出す「量」での視点で見ると

ドル>円 だから円高なので

ドル間引いて

ドル=円 (理想)にしたいって事ですな。


一見まともに見えますが、ちょっと待ちましょう。

そもそもドルが増えすぎているから円高っていう面だけでは無く

円が少ないから円高って面もある訳ですよね?


更に何でドルが増えているかって言ったら、景気低迷を防ぐ為米政府が公共事業増やしたり中央銀行がベースマネーを増やしたりしているからです。政策として真っ当ですな。
つまり景気が落ち着くまではドンドン増やす方向なんですな。

そりゃもう増やしません!

って分かっているなら他国通貨弄って円高阻止もある程度有効でしょう。
でも上限も分かっていないのにそんな事してもこっちの買う上限はあるのですから効果は知れているのです。(現に失敗している)

一番いい円高阻止の方法は日本政府が公共事業するなりの財政出動したり、日銀が金融緩和したりベースマネー増やしたりして円の量を増やせばいいだけの話です!

それはデフレの不況で苦しんでいる日本にとっては一番の景気対策です。

モノ>カネ(円) で不況なのですから。カネ足りないから不況なんです。

一石二鳥でしょう?


・・・なのにこの日本でなんで外国通貨買って円高阻止しようという馬鹿な真似するのか?って話です。
中国見たくインフレの影に怯えている国家なら有効な手段でしょうが。


そしてもう一つ問題なのが

為替介入の過程で生まれる政府負債です。
自分は政府の負債如き問題では無いと常に言ってますが、増税論者は政府の負債(日本の負債という言い方をする)が莫大なので増税だ!

という論理形成をしている訳です。だったら馬鹿な政策やってその政府の負債を自分達で増やすなよ!

って事になりますよね?


もう1から10までおかしいんですよw


ちなみに為替介入の過程とは

まず政府が民間から政府短期証券を発行してお金を借り上げます(ここで政府の負債が生まれる)。
1円動かすのに大体1兆円要るらしいです。

で、その借りた円を日銀が外国為替市場でドルと交換します。(ここが為替介入

手元にあるドルをそのままにしていたってしょうがないのでドルを運用すべくそのドルでアメリカ国債等を買います。

そのアメリカ国債等が外貨準備高に積み上がる訳ですね。


なんだかバカな報道機関がよく

『中国の外貨準備高が日本を抜いた!
日本の国力低下!!』

みたいな意味不明な煽りをしますが要するに中国がただ自国通貨高を嫌って最近よく為替介入しているっていう話なだけで国力云々の問題じゃないでしょう。

要するに動かせないドルを一杯溜め込んでるだけです。


この話を理解した上で先日のお話を見て頂くと日銀やら政府の行動の杜撰さが分かるかと思うのです。




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