今回はアルゼンチンが10年前に破綻した経緯を見てみましょう。

これは今に繋がる教訓を残していると思います。
またグローバリズムを考えるのにも役立つと思います。


アルゼンチンは国内の経済成長をする手段として積極的に外資を取り入れました。

早くも58年に外資法を制定し外国資本が国内資本と同等に扱われています。

そして89年には資本移動の「完全」自由化を実施してます。


これは国内産業の成長を促進する為の投資が国内からの資金では足りない時には確かにありがたい事ではありますが、ようは海外からカネを借りて(融資・投資してもらって)その経済を回している訳です。


経済が成長し安定している時は外資もカネを融通してくれますが、一端不安がよぎるとそれらは
スグに引き上げていくモノです。



まず↓ここから始まります。

経常収支の赤字拡大」と「経常収支赤字を大きく上回る資金流入

これは国内供給能力不足の為輸入や外資依存が膨らんでいる状況になります。

そしてこう↓なります。

対外バランスの不均衡拡大に対する投資家の不安」⇒「投機売り」⇒「資本流出」⇒「金融・

経済の混乱

輸入超過や外資依存増大【海外からカネを借りている額が大きくなる】が対外債務拡大となり、当の外資が不安になり資金を引き上げる、他の外資もそれに倣う・・、結果アルゼンチンには対外負債だけが残り債務不履行へ。


だた、これはアルゼンチンだけの意向では無くアメリカとIMFの強い市場開放と規制緩和と民営
化要望が後押ししていたのも事実です。


規制緩和なんてのはもう外資参入にはもってこいの状態ですからね。


これらが組み合わさって、外資が無ければ存続できない国家アルゼンチンが生まれ
そして梯子を外されてデフォルトした訳ですね。


グローバリゼーション・グローバリズムという言葉がもう出始めていた頃に日本の裏側では
グローバリズムでデフォルトした国家が有った訳ですね。

というかその数年前のアジア通貨危機もほぼ同様の経緯でなっておりますので・・。


他国の失敗を見て無いのか、学習能力が無いのかグローバリズム信奉者には
兎に角困った人が多いですね。



多分先日話題に出したブラジルは間近でアルゼンチンを見ていて学習した結果の


『経済保護政策』なのでしょう。


過剰な外資の進入を阻止し、自国内で資金を調達できるべく自国産業を育て自国民の富を増やす
。つまり・・


『自分で内需を育て内需を経済の柱にする。』

時間は掛かりますが(資金調達に外資投入はドーピングのような感じですね)
国家として健全だと思います。






現在苦しんでいる国家は軒並みアルゼンチンと同じ道を辿ったギリシャなりスペインなり韓国なのです。

日本がこれらに倣う必要も無いと思うのです。




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