自分としては、やはり愛情のこもった弁当がいいと思うが、社会の要請は無視できない
市長がそう判断し、全員給食の方針が決まった摂津の中学校給食ですが
私たちの公開質問状で、愛情弁当が最良だとまだ考えておられる回答もあります。
弁当でしか、家族の愛情って伝わらないんでしょうか?
給食を食べてる自治体の中学生は、親の愛情を感じられないんでしょうか?
…んなあほな
実際、私たちが取組んだアンケートで、ある保育園ママさんがこんなことを話してくれました。
「うちは共働きで、家族がそろうのは朝だけ。家族の貴重な団らんの時間に、私だけ加われないなんて悲しい!」
給食は、栄養ばっちり、社会から子どもたちへの愛情が詰まっています。
おとなになったとき
「ふるさとの摂津市で毎日みんなで食べた給食おいしかったな~」
て、思い出してもらえるのではないでしょうかね。小学校の給食がそうであるように。
調理員さんとの交流は
社会で働く人たちに自分たちが支えられていることの気づきにもつながり
それって、食育の1つの側面では?
それともう一つ、愛情弁当派のご意見として
「弁当ぐらいつくったりいな。親がラクしたいだけやろ」
これは、子育てを終えたご高齢マダムからも、多く聞かれることです。
だけど…
今や、共働き、シングルママ、シングルパパなど、家族の形態は実にさまざま。
ダブルワークのご家庭もあります。
弁当ぐらい、ラクさせてえな
それと、これは、大事な意見。
他市に引っ越してしまったけれど、私たちの会の創設メンバーの経験です。
「うちは貧しくて晩ご飯がない日もあった。学校では給食を食べられるから絶対に休まなかった。私は給食で大きくなった。育ちざかりの中学校で給食がないなんてありえない」
貧困、ネグレクト、いろんな困難を抱える子が多い時代です。
今、弁当を持っていってる家庭の子も、持っていかない、いけない家庭の子も区別なく、
早くみんなで同じ給食を食べてほしいな