


私たちは7時出発なので、
のんびり、パンとスープの朝食をとって、
ザックを整理しました。今回はザックをテント泊チームの
テントに入れさせてもらって、小さな
アタックザック(私たちはパンダ君のプールバックとか
ナップザックで)という身軽な格好で登ります!
雲海と富士山。天候もまずます。
よし、登るぞ~
予定通り7時に出発。
コースタイムは1時間半。
事前に見ておいた山と高原地図では
特に危険個所を示すマークもなく、
等高線はちょっと険しそうだけど、まぁ大丈夫かな
と、この時までは簡単に考えてました。
進んでいくと、行く手にずどーんと大きな山が。
険しそうだなぁ。
あれは赤岳?と思っていると
「あれが今日登る権現岳じゃない?」という声が。
え
こんなに険しい山なの~?
とりあえず、先に進みます。
うん、だんだん険しい感じになってきた。

鎖場は数か所あり、慎重に慎重に、足を運びます。
山の師匠、山友さんが
「片手は鎖、もう片方は岩をつかむ!」
「足の裏を全部つける感じで!」
「3点支持!」
と色々アドバイスしてくれてなんとか登れました
下を見てはいけないよ。吸い込まれそうです
目指す山頂は、さっきのボスキャラみたいな山の
更に先遠くに見える権現小屋のちょっと上、だそうです・・・
鎖場、ほそい道を乗り越えて、なんとかやってきました!
(帰りのことは、極力考えない)
このちょっと先あたりだったか?で
昨日、同じ山小屋だったさわやかなお姉さんに遭遇しました。
今朝、たしか少し早めに出発したはずと思い訪ねてみると
「昨日網笠山が晴れてなかったので、残念に思い
今朝、再度行ってから、こちらに来ました!」とのこと。
おひとりで、若い女性が、この険しい道を苦も無く・・・
すごい人がいるものだなぁ!
権現小屋を回り込むと、・・・
山頂!1人しか立てないくらいのスペースです。
権現岳、の看板から伸びているのは、刀剣です。
かっこいい~
しかし、ここまで登るのも一苦労で、
カメラ含めて全てザックにしまっているので
この辺の写真は全て山友さんに撮っていただきました
残念ながら、山頂付近はガスってよく見えずでしたが、
もし見えてたら、すごい展望すぎて登れなかったかも
山頂には8時50分ごろ到着、ちょっとビビって遅れました。
さて、下山しましょう。
行きがあれほど怖かったのだから、帰りもさぞかし・・・
と思いきや、私は意外と平気なタイプだったようで
鎖場の下山はまぁまぁすんなりいけました。
一度通れたという安心感があるのかもしれません。
青年小屋まで戻ってきて、テント泊チームは
テントをたたみます。
その間は、ちょっとのんびり。
下山は3時間半ほどとのこと。
さて、怪我しないように帰りましょう!
帰りは苔の多い道でした。
結構岩が多く、登ったらそこそこ息切れしそうな坂です。
途中ですれ違った、テント泊装備の若い女性(こちらもおひとり)、
「今日はこれから青年小屋に泊まって、明日は
赤岳の方に行ってみようと思います」だそうです・・・!
ほんとに、八ヶ岳あたりまで来ると、つわものぞろいなんですね~。
さて、昨日の押手川まで戻り、昼食です。
今回はカップ麺。
パンダ君にも手順を伝えておいたので、
この時はスムーズに昼食を食べることができました!
レベルアップしたね、パンダ君
この後、みんなでのんびり下っていると、
突然、男性の怒声が
何を言ってるのかはよくわからなかったのですが、
え?熊?なに?
よくわからず、山友さんは驚きすぎて
転倒してしまいました
前を歩いていた山の師匠とパンダ君によると
男女のペアのうち、女性の方が道をやや見失い
師匠のところに「こちらの道で合っていますか?」と
聞いてきたそう。師匠は「こっちでいいんじゃない
ですか~?分からなかったら一緒に行きましょうか?」と
気軽に対応していたところ、男性の方と合流し
彼が女性に「正規のルートを歩け!なにむくれてるんだ!
もう、山辞めろ!」とものすごい剣幕で怒っていたんだそう
女性がかわいそう
彼らから距離をとるためにしばらく休憩し
「あれってモラハラじゃない?」
「師匠が空手で回し蹴り入れたほうがいいんじゃない?」などと
ひとしきり盛り上がりました
そんなびっくりなこともあり、気づいたら下山!
帰りはスパティオ延命の湯という温泉にはいり
みんな、さっぱり
隣にある道の駅に行ったらかき氷があり
食べようかなとおもってみたら、お値段が結構するのね
と思ったら、山の師匠が
「凍ってるシャインマスカットを食べよう!」と
ちょっと見つかりにくい場所にあった、シャインマスカットとイチゴを
みんなで食べました
これが300円で、すごく冷えてておいしい~
その後、産直野菜を買って、チーズケーキも買って・・・と
爆買いし、家の近くまで送っていただきました
車って素晴らしい~ 師匠、ありがとうございました
初八ヶ岳、まずは怪我無く元気に帰ってこれてよかったです。
しばらくはゆる~~い登山がいいかな~・・・