俺は人を殺した。

いや、人を殺した…かもしれない。

 

気が付くと俺の前に、人が倒れていた。

そんな事が、幾度かあった。

 

俺は捕まった。

俺が本当に殺したのだろうか…?

身に覚えがない。

 

気が付けば、俺の前で看守や囚人が、

倒れていた事もあった。

俺の中にもう一人の俺がいる。

そう思えてきた。

 

「出て行け!俺の中の俺!」

「出て行け!俺の中の悪い俺!」

「出て行け!俺の中の鬼!」

「外へ出て行け!俺の鬼!」 

 

そう叫びながら、俺は豆を食いまくった。

(※何故豆かは気にしないで下さい)

 

それ以来、気を失う事はなくなった。

 

ただ、鏡に映る自分の姿を見て、

俺は愕然とした。

 

豆の過食でプクプク(福福)に太っていた。

 

何じゃこれ…。

 

閑話休題。 

 

豆をまきまくりましたか?

「鬼は外」「福は内」

 

【鬼】と【兎】

よく似た字ですね。

パッと見だけで、追い出してませんか?

 

ホントに鬼でしたか?

兎だったかも。

 

ホントに角でしたか?

長い耳だったかも。

 

ホントに金棒でしたか?

単なる人参だったかも。

 

【鬼】と【兎】。

意外と、しっかり見て判断しないとね。

 

因みに、どうでもいいですけど、

兎の精力は物凄いらしいです。