今日、彼は朝から芦屋へと赴いた。空き家じゃなくて芦屋だ。
というのも、以前書き記したヤナギブソン氏の結婚式の為、だとか。
駅に着き、マネージャーと共に式場へ向かう彼。
式場に到着すると、既に沢山の人の微笑が溢れていた。
暫くすると彼の姿が見えないコトに気付く。辺りを見回すとギブソン氏と話していた。
「ん?新郎が何故こんなロビーに??」
良く見てみると、ギブソン氏の父だった。初めて見たがそっくりだった。
その横を見ると又ギブソン氏が!
…兄だった。良く似た家族だ…。ドッペルゲンガー家族。
ま、家族だったら似てて当たり前か…。
式が始まり、神父と共に入場するギブソン氏。何だかコントを見ている様だ。
神父の言葉に『はい、誓います!』と、ギブソン氏。これ又コントの様で微笑ましい。
式も無事に終え、披露宴へ。
不安だらけの司会者(レイザーラモン出渕)の下、披露宴は進んでいく。
彼もリーダーとして一応スピーチを。
いつもの2次会と違い、非常に緊張していた様子。
…が、爆笑。流石。
最後のギブソン氏の挨拶に胸打たれながら、披露宴は幕を下ろした。
そんな6月10日。時の記念日。
二人の第二の人生の時が刻まれ始めた。永遠に…。
涙でかすんだ目の中に彼は
今までで一番きれいな花嫁と
一番立派なギブソンの姿を刻み込もうとしていた
先輩として リーダーとして