過日、終日休みがあった彼は一時筆を休め、ふと旅に出た。

温泉情緒溢れる街に立ったようだ。

到着してみると其処は、古くから多くの文人墨客が愛した街らしい。肖ろう…。

しかし、生憎の雨…。街が泣いている様だ…。

 

雨の中街を徘徊し、宿に着いたのは黄昏時。

手続きを済ませ、部屋に案内される。

部屋は露天風呂付き、だと言う。

当初、露店が付いてるのかと思い、屋台を探してしまった彼。

 

夕食の名産品の数々に舌鼓を打ち、舌笛を吹き、舌弦を弾き、舌唄を歌い、

舌ダンスを踊った。

夕食後、まだ街が泣いていたので部屋風呂は使わず大浴場へ。

が、浴場には誰も居ず、彼のみ。

 

入浴後、浴衣に着替え就寝。

 

起床した彼には帯のみが巻かれていたと言う…。

 

 

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