有田鉄道

かつて藤並と金屋口を結んでいた鉄道で、みかんや木材などを湯浅港まで運ぶために敷設された。
次第に貨物輸送がトラックに移行したことで衰退し、末期には、荒廃した軌道や駅舎、汚れた車両、数えるほどしかない本数などバス転換は当然といった有様で、2002年に廃止された。










有田鉄道の廃線跡は、現在も自転車道として活用されている。










かつて有田鉄道は湯浅の重伝建地区のあたりまで線路が延びていた。

この藤並-湯浅-海岸間は戦時中に不要不急路線としてレールが剥がされたが、戦後には紀勢線湯浅への直通列車の運転を開始したことで正式に廃止された。

当時は写真の道路のあたりに線路があった。




紀勢本線藤並駅前。

かつてこのあたりに有田鉄道の藤並駅があった。










紀勢本線とはしばらく並走したのち別れる。






鉄橋が残っていた。






紀勢本線と別れ緩やかなカーブを描く途中に田殿口駅があった。






田殿口駅跡。

ホームとコンクリートの駅舎(?)が残っていた。












線路際にはみかん畑、遠くの山にもみかん畑。

みかん畑に囲まれてながらまっすぐ進む。








下津野駅跡。

近くには高校があった。








下津野-御霊駅間。






御霊駅跡。






コンクリートの駅舎には、著名な絵本作家達のペイントがあった。
















御霊-金屋口駅間。

みかん畑の中を進む。








道中あった謎の車輪。








有田川鉄道公園が見えてきた。

有田鉄道の終点であった金屋口駅はこの奥にあった。






有田川鉄道公園を抜けると終点の金屋口駅に到着する。

公園から金屋口駅までは、かつて活躍していた車両の動態保存のために線路が残っている。








金屋口駅跡。