相生市中央公園
園内には中国製蒸気である前進型と人民型の2両がモニュメントの形で保存されている。
この2両は日中国交正常化10周年記念事業として開催された中国鉄道博の際に日本へ渡ってきた。元は原型の状態で保存されていたが老朽化の影響でモックアップの形に姿を変えることとなってしまった。
人民型1163号機
中国国鉄幹線旅客用の機関車。南満洲鉄道パシロ型が生い立ちである勝利6型の技術を応用し設計された。実質満鉄の生き残り(保存状態はほぼタヒ骸であるが)なので、つくばみらいのプレニ型と並び非常に貴重な存在となっている。
前進型6200号機
中国の鉄道を少しでも齧っていたらならばこの機関車を知らない筈はないだろう。
貨物用機で最高速度は80km/hである。車軸配置は1E1で大陸らしい構造。
因みにこの6200号機、日本で保存する為だけに「本物」(レプリカではない)として製造された。言わば中国製の日本向け機関車である。



