食欲の正体(2つの原因:ヒントアルツハイマー病の要因?!) | アンチエイジング世代の習慣

アンチエイジング世代の習慣

<健康長寿>
☆例え病気を持っていても元気であること
☆人生の目標と生き甲斐を持つこと
☆前向きな暮らし
加齢という生物学的なプロセスに介入しつつ、加齢に伴う動脈硬化
癌のような加齢関連疾患の発症確率を下げれるような健康情報発信して参ります!

こんにちわ、一ノ瀬です。

 

本日のテーマ
食欲の正体
食べ過ぎ.jpg
なぜ食べ過ぎてしまうのか?
何かがおかしいのか?
どうやって”食べ過ぎ”が起こるのか?
具体的に対策があるならしりたい。


いうことで、
本日は”食欲の正体”の話を
あなたへシェアします。
=======
食欲を司る
2つのシステム
=======

1:視床下部
  働き:脳の底にある間脳の一部。
     大きさは角砂糖程度。
     全身の機能を調節している
     自律神経の中枢。
     ・代謝
     ・体温調節
     ・血液循環
     など
     コントロールする生命維持の司令塔。
     多くの神経細胞が集まっている。

本日は食欲について、
話を進めてまいります。
↪︎使うエネルギーに見合ったエネルギーを
 摂るように調整する。
(飢餓に備えた仕組み)

つまり
空腹になると、
血糖値が下がり食べたくなる。

満腹になると血糖値が上昇、
食べるのをやめる。

自律神経が関与
(消化管からの情報把握)
↪︎消化管からホルモンが分泌
 ・グレリン
  働き:日本人研究者が、
     脳下垂体で成長ホルモンの分泌を促す
     新たな物質として胃から発見した、
     ホルモンの一種。
     視床下部にも働いて食欲を高め、
     摂食を促進する。
  
  つまり
  空腹でお腹がぐうう〜と鳴る
  ”腹の虫”と呼ばれている現象。
 
  なので
  空腹時間が長くなると、
  分泌量が増えて血液濃度が高まる。
  が
  食事をすると分泌が止まる。
     
 ・GLP-1
  働き:糖質を含む食事を食べると、
     小腸から分泌されるホルモン。
     視床下部で摂食を抑制する。
  
  つまり
  血糖値を下げる、
  インスリンの分泌を促す、
  インクレチンと呼ばれる、
  ホルモンに分類される。

↪︎脂肪細胞から分泌
 ・レプチン
  働き:脂肪細胞から分泌する、
     ホルモン様の物質
     アディポサイトカインの一種。
     脂肪細胞での体脂肪の蓄積度合いを
     脳に伝えること。

  つまり
  体脂肪で脂肪細胞が膨らむ。
  デブ一直線!
  ↓
  レプチンの分泌量が増える。
  
  これはやばいぞ・・・
  と
  体脂肪が増えないように
  視床下部で摂食を抑える。
  
  にもかかわらず食べたくなる。
  デブに加速がかかるのは?
  ↪︎レプチンが出ているのに、
   食欲を抑えられない、
   レプチン抵抗性がおこる。

うむむ・・・
抵抗させている何かがある!

その話はもう少し先で話します。

↪︎感覚神経(迷走神経の一部)
 ・肝臓の栄養情報伝達

脳の働きは凄いものです!
司令システムは、
スムーズに働いている限り、
過食になることはない訳ですよね。



ついつい食べ過ぎるのは
これらが乱れるからでしょうか?

視床下部の弓状核(ニューロンの塊)
↪︎摂食を左右する。
 ・空腹中枢(MPY/AgRPニューロン)
 ・満腹中枢(POMCニューロン)

なので
満腹中枢のニューロンが
ブレーキをかけて過食を防ぐ。

ということは
食べたい!
気持ちにかかるブレーキが
外れると過食となる。
ということかあ〜。

30歳以降にじわじわ太るのは、
摂食のコントロールが緩んでいる?!
その差は1%以下なのだが・・・
1年間=1kg
10年間=10kg
ジワジワ太ってゆく訳だ!

もう一つの回路の存在です。
2:報酬系
  働き:食事や性交といった本能的な行動に
     快感という報酬をもたらしている。

本日は食欲に関して 
↪︎美味しいものをたくさん食べたい!
   という実に贅沢な?!
   欲求を調節する回路。

関与しているのは中脳腹側被蓋野
↪︎ドーパミン(刺激伝達物質)
 ↓
 高カロリーで美味しいものは、
 脳への報酬価値が高い。

たとえば
焼肉屋で焼肉を
ガツガツ食べたりする。
この部分がいかれると・・・
また美味しいものを食べたい!

気持ちが高まり
食べる機会が増えて食べてしまう。

わたしはあんこ好きなので、
美味しいあんこを食べたりすると、
お取り寄せたりして食べてしまう・・・

いかんなあ〜・・・
ーーーーーーーーーーーー
肥満が加速する高脂肪食は、
食欲を狂わせてしまう
ーーーーーーーーーーーー
食欲が過食する仕組みはわかりました。

反対に食欲が落ちるときは?

病気

たとえば
がんになった場合
↪︎食欲不振で痩せる。
 ↓
 影響を受ける要因は?
 ↪︎脂肪細胞が分泌するGDF15
  (首の後ろにある脳の最後野)
  ↓
  脳には本来血液脳関門(バリア)
  があるのだが、最後野にはない。
  そのことで、
  GDF15が橋結合腕傍核
  を介して食べることを抑制する。

ここまで話をしたら、
あなたは視床下部と報酬系が
きっちりと働いていたら?!
デブにはならないのではないか?

思いますよね。
でも、肥満者は増え続けている。

機能を狂わせている原因
↪︎視床下部で慢性的な炎症。

この炎症はなぜ起こるのか?
勘違いしてはいけないのですが、
”炎症”自体は防御反応の一種。

たとえば
炎症の現象で頭に浮かぶのは、
皮膚が赤くなったりする症状。
これは、
血液中のマクロファージが集まって、
死んだり、
異物化した細胞を食べて処理する。
脳で起こる場合
↪︎ミクログリアが活性化する。
 つまり
 ミクログリアから出る物質
 ↓
 レプチンなどから出来る、
 食欲抑制のシグナルを止める。
 ↓
 食べ過ぎる!

 美味しいものを食べても、
 もっと食べたくなる、
 満足が満たされない・・・

 なので
 よりカロリーが高いもの
 価値が高いもの
(プレミアとか期間限定とか)
 食べたくなってしまい、
 抑制が効かなくなる
 ↓
 デブ化が拍車をかけてゆく。

怖いのは、
暴走すると健康な脳細胞まで破壊!
アルツハイマー病の一因。

たとえば
食べ過ぎると、
頭がぼ〜っとして、
作業も勉強もやりたくないし、
何も考えなくなくなるのは、
そのせいかー

納得する。

わたしは絶対認知症にはかかりたくない!

心から思っている。
 
なので
過食やメタボにならないようにせねば!

改めて思っています。

脳の炎症が起こる要因は、
肥満と高脂肪食が起こす・
・・
それを止めるには!
正常に機能させるには、
どのようにすれば良いのか?


話が長くなりました。
具体的な行動の話は、
次回にします。
楽しみにしていてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

わたしの健康情報元
=>https://www.naturalsuccess.jp/xpower/opt/#oTzG3Y