こんにちわ、一ノ瀬です。
本日のテーマ
食欲の正体
なぜ食べ過ぎてしまうのか?
何かがおかしいのか?
どうやって”食べ過ぎ”が起こるのか?
具体的に対策があるならしりたい。
と
いうことで、
本日は”食欲の正体”の話を
あなたへシェアします。
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食欲を司る
2つのシステム
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1:視床下部
働き:脳の底にある間脳の一部。
大きさは角砂糖程度。
全身の機能を調節している
自律神経の中枢。
・代謝
・体温調節
・血液循環
など
コントロールする生命維持の司令塔。
多くの神経細胞が集まっている。
本日は食欲について、
話を進めてまいります。
↪︎使うエネルギーに見合ったエネルギーを
摂るように調整する。
(飢餓に備えた仕組み)
つまり
空腹になると、
血糖値が下がり食べたくなる。
↓
満腹になると血糖値が上昇、
食べるのをやめる。
自律神経が関与
(消化管からの情報把握)
↪︎消化管からホルモンが分泌
・グレリン
働き:日本人研究者が、
脳下垂体で成長ホルモンの分泌を促す
新たな物質として胃から発見した、
ホルモンの一種。
視床下部にも働いて食欲を高め、
摂食を促進する。
つまり
空腹でお腹がぐうう〜と鳴る
”腹の虫”と呼ばれている現象。
なので
空腹時間が長くなると、
分泌量が増えて血液濃度が高まる。
が
食事をすると分泌が止まる。
・GLP-1
働き:糖質を含む食事を食べると、
小腸から分泌されるホルモン。
視床下部で摂食を抑制する。
つまり
血糖値を下げる、
インスリンの分泌を促す、
インクレチンと呼ばれる、
ホルモンに分類される。
↪︎脂肪細胞から分泌
・レプチン
働き:脂肪細胞から分泌する、
ホルモン様の物質
アディポサイトカインの一種。
脂肪細胞での体脂肪の蓄積度合いを
脳に伝えること。
つまり
体脂肪で脂肪細胞が膨らむ。
デブ一直線!
↓
レプチンの分泌量が増える。
これはやばいぞ・・・
と
体脂肪が増えないように
視床下部で摂食を抑える。
にもかかわらず食べたくなる。
デブに加速がかかるのは?
↪︎レプチンが出ているのに、
食欲を抑えられない、
レプチン抵抗性がおこる。
うむむ・・・
抵抗させている何かがある!
が
その話はもう少し先で話します。
↪︎感覚神経(迷走神経の一部)
・肝臓の栄養情報伝達
脳の働きは凄いものです!
司令システムは、
スムーズに働いている限り、
過食になることはない訳ですよね。
が
ついつい食べ過ぎるのは
これらが乱れるからでしょうか?
視床下部の弓状核(ニューロンの塊)
↪︎摂食を左右する。
・空腹中枢(MPY/AgRPニューロン)
・満腹中枢(POMCニューロン)
なので
満腹中枢のニューロンが
ブレーキをかけて過食を防ぐ。
ということは
食べたい!
気持ちにかかるブレーキが
外れると過食となる。
ということかあ〜。
30歳以降にじわじわ太るのは、
摂食のコントロールが緩んでいる?!
その差は1%以下なのだが・・・
1年間=1kg
10年間=10kg
ジワジワ太ってゆく訳だ!
もう一つの回路の存在です。
2:報酬系
働き:食事や性交といった本能的な行動に
快感という報酬をもたらしている。
本日は食欲に関して
↪︎美味しいものをたくさん食べたい!
という実に贅沢な?!
欲求を調節する回路。
関与しているのは中脳腹側被蓋野
↪︎ドーパミン(刺激伝達物質)
↓
高カロリーで美味しいものは、
脳への報酬価値が高い。
たとえば
焼肉屋で焼肉を
ガツガツ食べたりする。
この部分がいかれると・・・
また美味しいものを食べたい!
と
気持ちが高まり
食べる機会が増えて食べてしまう。
わたしはあんこ好きなので、
美味しいあんこを食べたりすると、
お取り寄せたりして食べてしまう・・・
いかんなあ〜・・・
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肥満が加速する高脂肪食は、
食欲を狂わせてしまう
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食欲が過食する仕組みはわかりました。
が
反対に食欲が落ちるときは?
↓
病気
たとえば
がんになった場合
↪︎食欲不振で痩せる。
↓
影響を受ける要因は?
↪︎脂肪細胞が分泌するGDF15
(首の後ろにある脳の最後野)
↓
脳には本来血液脳関門(バリア)
があるのだが、最後野にはない。
そのことで、
GDF15が橋結合腕傍核
を介して食べることを抑制する。
ここまで話をしたら、
あなたは視床下部と報酬系が
きっちりと働いていたら?!
デブにはならないのではないか?
と
思いますよね。
でも、肥満者は増え続けている。
機能を狂わせている原因
↪︎視床下部で慢性的な炎症。
この炎症はなぜ起こるのか?
勘違いしてはいけないのですが、
”炎症”自体は防御反応の一種。
たとえば
炎症の現象で頭に浮かぶのは、
皮膚が赤くなったりする症状。
これは、
血液中のマクロファージが集まって、
死んだり、
異物化した細胞を食べて処理する。
脳で起こる場合
↪︎ミクログリアが活性化する。
つまり
ミクログリアから出る物質
↓
レプチンなどから出来る、
食欲抑制のシグナルを止める。
↓
食べ過ぎる!
美味しいものを食べても、
もっと食べたくなる、
満足が満たされない・・・
なので
よりカロリーが高いもの
価値が高いもの
(プレミアとか期間限定とか)
食べたくなってしまい、
抑制が効かなくなる
↓
デブ化が拍車をかけてゆく。
怖いのは、
暴走すると健康な脳細胞まで破壊!
アルツハイマー病の一因。
たとえば
食べ過ぎると、
頭がぼ〜っとして、
作業も勉強もやりたくないし、
何も考えなくなくなるのは、
そのせいかー
と
納得する。
わたしは絶対認知症にはかかりたくない!
と
心から思っている。
なので
過食やメタボにならないようにせねば!
と
改めて思っています。
脳の炎症が起こる要因は、
肥満と高脂肪食が起こす・・・
それを止めるには!
正常に機能させるには、
どのようにすれば良いのか?
と
話が長くなりました。
具体的な行動の話は、
次回にします。
楽しみにしていてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
わたしの健康情報元
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